【滋賀観光】夏から秋にオススメのパワースポット『石山寺』を徹底ガイド
こんにちは!神社入門ガイドのyoshikiです🌏
今回は、第45第"聖武天皇"の勅願により創建された東寺真言宗の大本山。
西国三十三所第13番札所にもなっている滋賀県大津市の寺院『石山寺(いしやまてら)』について、徹底ガイドいたします。
石山寺の門前にあるお店では季節限定のスイーツを味わえたり
11月中旬には、約2,000本の紅葉が楽しめる人気のパワースポット。
縄文時代には、アジアで最大級の淡水産貝塚が発見された地でもあり
自然好きの方にもオススメかもしれません。
秋から夏にかけての滋賀観光でオススメな石山寺の歴史をわかりやすく解説していきますから
ぜひ、最後まで読んでみて下さいね。
寺院の由来となった巨大鉱石
石山寺を訪れた際にまず目につくのが、境内にそびえ立つ巨大鉱石ではないでしょうか?
この凸凹した奇怪な形の巨大鉱石は、"珪灰石(けいかいせき)"と呼び
いわゆるマグマによって噴出した火成岩が、石灰石に入り込んで変形したものです。
通常、変形作用を受けた石灰石のほとんどが大理石となるため、石山寺にあるような雄大な珪灰石は世界的にも非常に珍しいそう。
以上のことから
●国の天然記念物
●日本の地質百選
にも選定されています。
"石山"という寺名も、実は珪灰石が由来といわれているんですよ。
石山寺の本堂は、この珪灰石の上に建てられていますから
伽藍(がらん)をじっくり鑑賞してみても面白いかもしれませんね。
ちなみに境内の入り口。
手水舎の近くの"くぐり岩"は自然の大理石でできているので、珪灰石と比べてみると色々発見があるのではないでしょうか?
現在、足元が滑りやすい影響で中には入ることができませんが
穴をくぐると願い事が叶うというパワースポットですから、ぜひ合わせてチェックしてみて下さいね。
日本唯一の勅封秘仏
滋賀県下最古の建築物といわれる本堂(正堂)には、日本で唯一の勅封秘仏が祀られています。
前述した珪灰石を台座にした本尊は
●如意輪(にょいりん)観音菩薩
・如意=如意宝珠(意のままに願いを叶える宝珠)
・輪=仏教の教義である法輪(チャクラ)
を示しているそう。
安産・福徳・縁結び・厄除けにご利益があるとして、広く崇敬を集める観音様ですね。
如意輪観音の多くは六臂(六本の腕)ですが
古来に造られた仏像の中には、二臂(二本の腕)のものもあります。
貴重な二臂の如意輪観音は、天皇即位の翌年と三十三年に一度のみ一般公開されます。
なぜ三十三年に一度しか公開されないんだろう?
観音菩薩は三十三の姿に変化して人々を救うと言われているからだよ
勅封秘仏の御開扉は2016年。
そして、徳仁天皇が即位された翌年の2020年ということですから
次に如意輪観音を拝めるのは、恐らく20年以上先になるとは思いますが...(笑)
如意輪観音のご利益を頂けるパワースポットに変わりはありませんから
石山寺を訪れたら、ぜひ本堂を参拝してみて下さいね。
多くの偉人が愛した寺院
石山寺といえば、多くの偉人が愛した寺院としても知られていますね。
とりわけ文学作品に登場することが多く
などで、石山寺での体験を描いています。
また紫式部が石山寺に参籠(さんろう)した際には、びわ湖に映る美しい中秋の名月を見て
「源氏物語」の着想を得たという伝承があり、紫式部ゆかりの寺院としても非常に有名ですね。
武家の勢力が大きくなっていった平安末期以降は源氏や足利氏など、幾多の戦場をくぐり抜けた名将からも崇敬を集める寺院でした。
特に鎌倉幕府を開いた"源頼朝"から寄進された建造物が石山寺には数多く残されています。
珪灰石の上に建つ日本最古の「多宝塔(国宝)」も源頼朝から寄進されたものだそうです。
他にも石山寺の伽藍(がらん)には、重要な文化財がたくさんあるので
じっくり鑑賞してみて下さいね。
龍神を祀る隠れたパワースポット
石山寺本堂の裏手にある「無憂園」という広大な日本庭園の奥には
龍穴と呼ばれる池の中島に建てられた『八大龍王社』が鎮座しています。
「石山寺縁記絵巻」には石山寺の僧侶"歴海"が孔雀経を唱えると、龍王たちが池の中から現れて護衛した様子が描かれており
炎天下が続いても請雨(しょうう)法を修すれば、雨が降るという不思議な場所。
境内マップによっては、描かれていないこともある隠れたパワースポットです。
ご祭神は
●八大龍王
釈迦の教えに共感し、仏法を守護する竜族の八王のことですね。
ちなみに八大龍王は、元々インド神話に登場する蛇神の王"ナーガラージャ"がモデルとなっています。
ナーガラージャは天候
とりわけ雨を操る力に優れた存在でした。
蛇が恐ろしい猛毒を持っているように、水害によって飲み込まれた大地が大蛇の姿に映ったのかもしれません。
しかし、時として人々の命を奪う水害も
大地を潤し、草木を育てる"恵みの雨"であり、私たちの生活を助けてくれる存在でもありますよね。
自然に対する畏敬の念を感じ取れる貴重なスポットなのかもしれません。
東大門前にはお店がたくさん!
石山寺の顔ともいえる東大門前には、滋賀県の名産である瀬田しじみやふなずし・近江牛を使ったお食事処。
石山寺限定のスイーツやお土産など、店舗がたくさん並んでいます。
2022年4月からは、新たにスイーツ&ベーカリーの複合施設『石山テラス』もオープンしました。
石山テラスには
が立ち並んでいます。
食べ歩きに利用するだけでなく、お土産用に購入しても喜ばれそうですね。
滋賀県大津市に本社を構え、60年以上の歴史を誇る創作和菓子店『叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)』の石山寺店では
9月下旬までの期間限定で
●石餅かき氷(抹茶・みぞれ)
●若紫かき氷(レモンシロップ)
を頂くことができます。
石餅かき氷は、石山寺の寺名の起こりである珪灰石をモチーフにした名物「石餅(いしもち)」が入ったかき氷。
若紫かき氷は、青色シロップにレモンシロップをかけることで紫色に変化する「紫式部」をモチーフにしたかき氷です。
岩のようにそびえ立つかき氷は、一人では食べ切れないくらいボリューム満点!
料金も600円と非常にリーズナブルです。
かき氷の期間が終わってしまっても、白餅とよもぎ餅を練り合わしたモチモチの名物「石餅」は頂くことができますから
石山寺参拝でたくさん歩いた後は、甘い和スイーツを堪能してみてはいかがでしょうか?
西日本最大級のアクアリウム『奈良金魚ミュージアム』の見所を徹底ガイド
こんにちは!神社入門ガイドのyoshikiです。
夏の風物詩の一つといえば、お祭りの"金魚すくい"ですよね?
2022年は大規模なお祭りの中止もあり
「夏気分を味わえていない!」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、奈良県奈良市の観光型商業施設「ミ・ナーラ」内にオープンし
2021年4月のリニューアルにより、西日本最大級のアクアリウムとなった『奈良金魚ミュージアム』の見所を徹底ガイドいたします。
夏祭りで見かける身近な品種から希少種まで
"金魚のふるさと"と称される奈良県郡山(こおりやま)市の金魚たち、約38種類を楽しめるミュージアムです。
奈良金魚ミュージアムは常設のため、いつでも夏気分を味わえますね!
夏の思い出作りに幻想的な金魚の世界をご堪能下さいませ。
ディスコナイトと金魚の融合
金魚アクアリウムとディスコナイトという異色の組み合わせを実現した新フロア『JAPANESE AQUARIUM DISCO』
ミラーボールやプロジェクションマッピング
フラワーアートなどを取り入れ、幻想的な雰囲気を作り出しています。
とりわけフロア中央に設置されたダイアモンドカットの水槽は、金魚ミュージアムにおける見所の一つといえるでしょう。
侵入してきた光が内部で全反射することにより、理想的な輝きを放つ
ブリリアントカットならではの美しさを体験できます。
ディスコフロアでは、世界初の導入といわれるダイアモンドカットの水槽を色んな角度から楽しんでみて下さいね。
室町時代から500年以上の歴史を持つ夏の風物詩"金魚"と"ディスコ"
一見不釣り合いそうな組み合わせですが、実は意外な共通点がありました。
元々、金魚は中国のフナが突然変異したヒブナを改良したものですが
その遺伝子の数はなんと約7万個!
人間の遺伝子の数が約2万個と言われていますから
小さい金魚の方が、圧倒的に多い数の遺伝子を持っているわけです。
色鮮やかな金魚は、遺伝子の淘汰と新たな機能の獲得を繰り返しながら進化してきたのでしょう。
また、ディスコもフランスやアメリカにおけるアンダーグラウンドミュージックとして
ハウスやテクノ、EDMの原点となった音楽です。
金魚もディスコも時代の変化と共に人々を魅了してきたという点では
組み合わさって新たな世界を作り出したこともまた、必然なのかもしれません。
金魚と光が織りなす日本の美しさ
奈良金魚ミュージアム二つ目の見所は、金魚とカラフルな光によって江戸の街並みを再現した『JAPONE小路』
前述のJAPANESE AQUARIUM DISCOと同様
こちらもリニューアルオープン後に新設されたフロアですね。
春は桜・秋は紅葉など、シーズンごとに変化する四季折々の風景と
21本の和傘が古き良き日本の美しさを表現。
昔は数多くあった小路(こうじ)も、最近ではあまり見られなくなった風景なので
幻想的な演出の中にどこか懐かしさを感じてしまいました。
JAPONE小路に向かいまでの中央エリアに展示されているのは、日本一の大きさを誇るという金魚ちょうちん「NARAKIN」
2022年3月3日「金魚の日」に常設されたばかりのニューフェイスですね(笑)
横幅7m・高さ3mの巨大ちょうちんは、達磨(だるま)をモチーフにして特注されたものだそうです。
それにしても達磨の多くは、なぜ左目だけしか描かれていないのでしょうか?
達磨の左目だけを描くことは「開眼(かいげん)」と呼び、願いを込める時に書き入れるからです。
そして願い事が叶った時に、はじめて右目を書き入れる。
つまり、両目が描かれている達磨は願い事が成就したということですね。
日本で一番大きな片目達磨の金魚にも「多くの人の願いが叶いますように」という想いが込められているのかもしれませんね。
ちなみに金魚ちょうちんは、山口県柳井市を代表する伝統工芸品の一つ。
パッチリと黒い目を開けたおどけた顔がユーモラスで愛らしいですよね。
江戸時代から150年以上の歴史を誇っており
現在でも柳井市の夏の風物詩として白壁の町並みに吊り下げられるそう。
色鮮やかな赤色は、伝統織物である柳井縞(やないじま)の染料が使用されています。
奈良金魚ミュージアムでは、幕末の頃から伝わる古き良き郷土民芸品にも注目してみて下さいね。
アーティストが描く本格アート空間
奈良金魚ミュージアムのリニューアル前から存在するメインフロアは、芸術的な7つの空間に分けられています。
7つのROOMは、それぞれ別のアーティストが光やプロジェクションマッピング
ステンドグラスなどを用いて金魚の水槽を創作。
ミラーボールが回るきらびやかな演出に円柱タイプの水槽がたくさん並んだ空間は
日本を代表するクリエイター"宮崎雅教"氏が率いるアクアリストチーム『UWS entertainment』さんによるものです。
派手さの中にもどこかスタイリッシュな雰囲気を感じて
ずっと水槽を眺めていたくなるような素敵なROOMでしたよ。
SNSでの投稿頻度も高い"フワラーアート✕金魚"のオシャレ空間は
花を使ったスペースデザインを手掛けるクリエイティブスタジオ『plantica(プランティカ)』さんによる作品です。
次世代をに担う文化人として、国内外のメディアでピックアップされた華道家"木村貴史"氏により結成。
様々なTVCMのオブジェや会場グラフィックなどでも有名なスタジオですね。
奈良金魚ミュージアムでは、日本の花文化と正方形の水槽を優雅に泳ぐ金魚の美しい共演にも、ぜひ注目してみて下さい。
"SPACE(宇宙)"と銘打たれたドーム型のステンドグラスとミラーボール、木々が織りなす神秘的な水槽。
日本の伝統をアクアリウムで表現するアースクリエイター『GA☆KYO』さんと
ミラーボールを使った光と反射の空間を産み出すアート集団『ミラーボーラー』さんのコラボ作品です。
遠くからステンドグラスと木々の調和を楽しむも良し!
近くから金魚と宇宙空間の融合を楽しむも良し!
といった感じで、色んな角度からゆっくり作品を楽しめる空間でした。
他にもリニューアルした奈良金魚ミュージアムでは
●金魚の気持ちになって写真撮影ができる「人間水槽」
●アニメーションで金魚の歴史を知れる「学び金魚」
●部屋一面に金魚が映し出される「無限金魚」
●金魚や水槽を使った「トリックアート」
などなど、子供から大人まで楽しめるフロアが盛りだくさんです。
奈良旅行の際は、合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?
日本で唯一!湖に浮かぶ有人島『沖島』の魅力とは?
こんにちは!神社入門ガイドのyoshikiです🌏
滋賀県近江八幡市の北端部、堀切港から10分ほど通船に揺られた沖合1.5kmに浮かぶ
沖島は、日本で唯一の湖上に人が暮らす離れ小島としても有名で
実際に300人近くの方々が、生活を営まれています。
そんな沖島には、日々の喧騒(けんそう)から離れてリフレッシュできる魅力的なスポットがたくさん!
わかりやすくガイドしていきます。
離島でゆっくりした時間を過ごしたい!という方は、ぜひ最後まで読んでみて下さいね。
ノスタルジックな情景を味わえる
沖島最大の魅力といえば、はじめてなのにどこか懐かしい
ノスタルジックな情景を味わえるということでしょう。
沖島内には自動車もなければ、信号機も存在しません。
踏切や車の騒音を気にせずに、ゆったりとした時間を過ごせます。
青く穏やかなびわ湖と風に揺れる木々の音。
鳥のさえずりや船のエンジン音など、毎日の生活では気が付かないような"古き良き音色"が聞こえてくるでしょう。
自動車やバイクのない島民の主な移動手段は、三輪車だそうです。
多くのモノを運べる三輪車が、自転車よりも普及しているというのは面白い。
ちなみにサドルの上に乗せられている缶(ガンガン)は、雨除けらしいですよ。
なんだかホッコリする光景ですよね。
沖島漁港から山側の路地を歩いていくと、"ホンミチ"と呼ばれる生活道路に辿り着きます。
ホンミチの家屋間は、わずか2m。
自然を切り崩さず、限られた土地のみを利用したからこそ生まれた沖島のメインストリートです。
そこには、人と人が声を掛けて助け合う古き良き日本の姿がありました。
そんな、沖島のホンミチは「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選定されています。
島の方々のプライバシーに配慮しながら、ぜひ古き良き日本の路地を探索してみて下さい。
沖島のネコに癒やされる
沖島は「猫島」とも称されており、可愛いネコたちと出会えるのも魅力の一つといえるでしょう。
沖島内には、数十匹程度の野生のネコが生息していると言われており
筆者も、帰りの船を待っている間に一匹のネコと出会うことができました。
「猫島と呼ばれているのに数十匹のネコしかいないの?」
と思われる方もいるかもしれませんが、沖島ネコの魅力はその"人懐っこさ"です
本来、野生の環境で暮らしていくためには警戒心を強く持つ必要がありますから
街中で見かけたネコは、人間が近づくと逃げてしまいますよね?
しかし、沖島のネコはむしろ観光客を発見すると
向こうから近寄ってきて、リラックスした姿を見せてくれるのです。
自動車や騒音のない沖島の穏やかな環境下では、ネコも警戒心を持つ必要がないのかもしれません。
初対面で触っても怒らないネコなんて初めて遭遇したので、非常に驚きました(笑)
これだけ愛くるしい姿を見せてくれると、エサでもあげたくなる気持ちになりますが
島のルールとして、ネコにエサをあげることは禁止されています。
ルールを無視してエサを与えてしまうと、島民の方に迷惑をかける恐れがあるかもしれません。
エサをあげたい気持ちはグッと我慢して、沖島のネコと触れ合いましょう。
びわ湖を一望できるパワースポット
沖島漁港から頭山方面(西側)へ歩みを進めたところに鎮座する『奥津嶋(おきつしま)神社』は、沖島の町並みとびわ湖を一望できるパワースポット。
びわ湖航行の安全を見守ってきた沖島の守護神を祀る神社でもあり
古来より、多くの崇敬を集めてます。
ご祭神は
三貴子アマテラスとスサノオの誓約(うけい)によって誕生した宗像三女神の長女
田心姫命(タゴリヒメ)の別称として知られる神様。
※かまどの女神にも同名の神様がいますが、当社の伝承には当て嵌まらないようです。
近江八幡市の北津田(きたつだ)町には「大島神社・奥津嶋神社」という式内社が存在しますが、その奥宮にあたるのが当社だそう。
社伝によると、沖島の奥津嶋神社にオキツヒメが祀られたのは奈良時代。
中臣(藤原)鎌足の次男"藤原不比等(ふひと)"によって創祀されたと伝わります。
しかし、北津田町の奥津嶋神社の創建は古墳時代に遡るという伝承もあるため
もしかしたらオキツヒメが祀られる以前から、当社には凄い神様が祀られていたのかもしれません。
本殿までの階段を登るのは少々労力を要しますが、沖島の景観とオキツヒメのパワーを体感してみて下さい。
漁業港とびわ湖の恵み
平治の乱にて平氏に敗れた源氏の落武者7人が、漁業を生業として居住を始めたという伝説が残る沖島。
江戸時代には水運の重要拠点となり、現在でも主な産業は漁業
びわ湖全体における漁獲水揚げ量の約半分を担っています。
そんな沖島漁港では
などなど、びわ湖(沖島)ならではのお土産をリーズナブルな価格で購入できるのも魅力の一つといえるでしょう。
京都の料亭でも出てくる高級食材"モコロ"も、これだけたくさん入って1,000円未満!
とりわけ夏のホンモロコは、脂がのって非常に美味しい季節です。
巷ではなかなかお目にかかれないモロコですから、お土産コーナーで見かけたらぜひ購入してみて下さいね。
デザートには、沖島の美味しいサツマイモが入った「沖島のやさしいアイス」がオススメです。
サツマイモ本来の甘さが引き立ったアッサリ目のアイスクリーム。
考案したのは、なんと沖島小学生の児童たち!
「沖島の自慢は人の優しさ」ということで付けられたネーミング
可愛いパッケージも児童一人ひとりがびわ湖に関係する生き物を描いているそうです。
筆者よりも絵心がありますね(笑)
島旅の最後には、沖島の将来を担う子どもたちの温かい"沖島愛"にふれることができました。
国産み神話はじまりの地『淡路島』で絶対行きたいオススメスポット紹介
こんにちは!神社入門ガイドのyoshikiです🌏
伊邪那岐(イザナギ)と伊弉冊(イザナミ)によって最初に創造されたと伝わる『淡路島(あわじしま)』
国産みに起源を持つ神秘的なパワースポットや自然の環境で育った食材が楽しめる
兵庫県でも人気の観光地ですよね。
そこで今回は、国生み神話はじまりの地である『淡路島』で
絶対行きたいオススメスポットをご紹介いたします。
「夏休みは淡路島を思う存分楽しみたい!」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
イザナギが眠る淡路国一之宮
淡路島で絶対行きたいオススメスポット一つ目は
兵庫県淡路市多賀にある淡路島一之宮の『伊弉諾(いざなぎ)神宮』
滋賀県(近江)の多賀大社と共に国産み・神産みの神"イザナギ"の幽宮(終焉の地)
そして伊勢神宮をはじめ、全国の重要な神社を繋ぐ太陽運行の中心地として
全国的に崇敬を集める神社です。
古事記の中で、とりわけ古い写本には
「故其伊耶那岐大神者坐淡海之多賀也。」
(いざなぎのおおかみは あふみのたがに ましますなり)
と記述があり、近江市の多賀と淡路島の多賀が幽宮の有力地とされているわけですね。
いずれにせよ、国産み神産みの神霊が宿るパワースポットの一つである!
ということは間違えないでしょう。
ご祭神は
淡路島、そして日本を創造した二柱の神様が祀られています。
二柱を祀る本殿には、本来イザナギの御陵(ごりょう)が建っていたため
明治初期までは禁足地として、足を踏み入れることができなかった神聖な場所。
当時は、イザナギを一柱で祀っていた時期もあったそうです。
現在でも本殿床下には墳丘墓(ふんきゅうぼ)の石を確認できるため
ぜひ、御陵の貴重な痕跡も覗いてみてはいかがでしょうか?
ちなみに堺内入口付近の『放生の神池(ほうじょうのみいけ)』は
イザナギ御陵の中心にあったお濠(ほり)の跡と伝わるパワースポットです。
古くは放生神事(鳥や魚を放して生命の永遠を祈る)が行なわれており
●鯉を放つと病気平癒
●亀を放つと不老長寿
の願いが叶うという信仰習慣は、現在でも続いているそう。
本殿横には樹齢900年を数えるという古木がありますが、こちらも見どころの一つ。
古木は本来、二株だったものが結合して一株となっており
イザナギとイザナミの神霊が宿る『夫婦(めおと)の大楠(おおくす)』称され、大切に祀られています。
現在でも、子授かりや夫婦円満のご利益があるとして
多くの参拝者が訪れるパワースポット。
伊弉諾神宮を参拝された際は
大楠の自然エネルギーも体感してみて下さいね。
インパクト抜群の玉ねぎつけ麺
伊弉諾神宮から国道28号線を車で10分程度走ったところにお店を構える『麺乃匠いづも庵』さん。
讃岐うどんのコシと大阪うどんのモチモチ感を併せ持った"淡路島うどん"と
ボリューム満点の揚げ物を堪能できる手打ちうどん専門店。
麺作り創業100年を誇り
平日でも行列が出来るような人気のオススメスポットです。
特にオススメなのが、淡路島産玉ねぎを丸ごと一個天ぷらにした
インパクト抜群の「玉ねぎつけ麺 華」
その名の通り、花が咲いたような見た目も美しい淡路島産玉ねぎは
低温で10分間丁寧に揚げられており、中には旨味が凝縮されていました。
もちろん、アッサリ目のダシや細うどんとの相性もバッチリ!
ナイフとフォークで玉ねぎを少しずつ切り崩しながら
細うどんと一緒に頂くという体験も斬新で面白いですね。
「玉ねぎつけ麺 華」は、900円と非常にリーズナブルな価格で頂くことができますから
ぜひ、淡路島を訪れた際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
ちなみに土日祝日は、1時間以上並ぶ覚悟が必要かもしれませんが
いづも庵さんの"こだわり"へ時間を使う価値は十二分にあると思いますよ。
国産みの舞台となった縁結び神社
国道28号線から県道126号方面へ10分程車を走らせた小さな丘の上に鎮座する『自凝(おのころ)島神社』
最初に作ったとされる自凝島の伝承地の一つで
縁結び・安産のご利益でも知られるオススメのパワースポットです。
とりわけ神社の顔である大鳥居は、21.7mの高さを誇り
平安神宮・厳島神社と共に「日本三大鳥居」に数えられていますから
淡路島屈指の撮影スポットでもありますね。
ご祭神は、伊弉諾神宮と同じく
そして、黄泉の国でイザナギとイザナミが喧嘩別れをした際にその仲裁役となった
●菊理姫命(ククリヒメ)
という神様が合祀されています。
このククリヒメは、日本神話の異伝に一度だけ登場する神様なので
知らない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、"くくり"は"括る"にも繋がるように
当社の縁結びのご利益を高めているのは、間違えなくククリヒメのご神徳のおかげでしょう。
また、堺内の鳥居前に立つ大きな松の木は
松葉が三つに分かれていることから『三鈷(さんこ)の松』と呼ばれ、親しまれています。
通常の松葉は二つですから、非常に珍しいですよね!
開運と財運をアップする縁起物らしいので、ぜひ合わせて拝見してみて下さい。
ちなみに当社の位置する三原地域一帯は
神話で日本のことを表す「葦原国(あしはらのくに)」とも呼ばれていたり
イザナギとイザナミが自凝島を作る時に立ったと伝わる「天浮橋(あめのうきはし)」も残されています。
自凝島神社を参拝された際は
ぜひ、神話の伝承地も一緒に巡ってみてはいかがでしょうか?
余談ですが、当社前で販売されている野菜の直売所はかなり安いので
お土産に淡路島玉ねぎを買うならここがオススメです。
日本で最も"うずしお"に近い道の駅
自凝島神社から県道477号線を30分程度進んだ淡路島最南端に位置する『道の駅うずしお』
日本で最も"うずしお"に近い道の駅として
多くの観光客で賑わうオススメスポットです。
その名の通り、道の駅うずしおからは
●全長1,629メートルの大鳴門橋
●世界三大潮流にも数えられる鳴門海峡
の景観を一望することが可能。
展望台の右側に設置された階段を5分ほど降りると
展望広場(鳴門岬の最先端)へ辿り着くことができます。
鳴門岬の先端からは
●ローアングルの大鳴門橋
●世界最速の潮流
を間近で楽しめるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
隣り合わせになった瀬戸内海と太平洋の大迫力な海流
運が良ければ、満潮と干潮の高低差によって生まれる渦潮も拝見できるかもしれませんよ。
これだけ素晴らしい光景なのに
人がほとんど訪れない穴場スポットでもあります。
日本一に輝いたオニオンバーガー
道の駅うずしお内に店舗を構える『淡路島オニオンキッチン』さんもオススメのグルメスポットです。
淡路島オニオンキッチンさんでは、淡路島玉ねぎと淡路牛など
地元の食材を活かしたハンバーガーを堪能できるバーガーショップ。
中でも看板メニューである
●あわじ島オニオンビーフバーガー
●あわじ島オニオングラタンバーガー
は「全国ご当地バーガーグランプリ」で1位と2位を受賞し
年間で15万個を売り上げるという人気のハンバーガーです。
ご覧のようにテラス席からは、鳴門海峡の絶景を眺めながら
出来たてのハンバーガーを頂くことができます。
●淡路牛や淡路島玉ねぎの旨味
●素材を引き立てる自家製トマトソース
●焼き立てふわふわのバンス
道の駅を訪れた際は、全国一位のご当地グルメを
ぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか?
ちなみに、道の駅うずしおで販売されているオリジナル商品の数も淡路島ではNo.1だそうです。
道の駅うずしおへ立ち寄れば
旅の思い出となる最高のお土産が見つかるかもしれませんね。
【滋賀を歩こう!】『なぎさ公園』から大津のパワースポットを巡る
こんにちは!神社入門ガイドのyoshikiです🌏
今回は、ジョギングや釣りを楽しむ人で賑わい
雄大なレイクビューが見渡せる人気スポット『なぎさ公園』から大津のパワースポットを巡ってみました。
2022年は梅雨明けが早く、天気の良い日が続いてはいますが
流石にちょっと暑すぎますね(笑)
夏のウォーキングでは熱中症対策を心掛けながら、大津の歴史的建造物を堪能しましょう!
大津祭で有名な四宮神社
なぎさ公園から滋賀県庁方面へ、9分ほど歩みを進めたところに鎮座する『天孫(てんそん)神社』
滋賀県有数の大社に続く"四宮神社"と称されていたパワースポットです。
夏の日差しを受けて、青々とした桜の木が印象的な境内には
初代"神武天皇"の祖父にあたる神様"ホオリ"の別称。
神話「山幸海幸」の山幸彦としても有名ですね。
●大穴牟遅命(オオナムチ)
日本の大地出現を神格化したと伝わる根源神の一柱。
日本書紀では天地開闢(かいびゃく)の際、最初に出現した神様です。
●帯中津日子尊(タラシナカツヒコ)
ヤマトタケルの第二子で、神功皇后の夫である第14代"仲哀天皇"の別称。
以上、四柱の神様が祀られています。
とりわけ国常立尊を祀る神社は、全国的にもかなり珍しいので
ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。
ちなみに当社で毎年10月の8〜9日にかけて執り行われる「大津祭」は
に数えられる有名な祭礼。
京都の祇園(ぎおん)祭の風情を色濃く継承した13基の曳山(ひきやま)が
祭り囃子(ばやし)に合わせて街中を巡幸する姿は、非常に華やかです。
各曳山の上には、故事(昔話)や能楽などを題材にした"からくり人形"が乗せられており
このからくり(所望)を拝見するのも、見どころの一つと言えるでしょう。
そんな大津祭のからくり人形は、全国でも二番目に古いそうです。
お祭りや歴史好きの方は、大津祭の時期を狙って訪れるのも良いかもしれませんね。
坊主めくりで有名な僧侶を祀る神社
天孫神社をさらに京都方面へ、15分ほど歩いた国道沿いに
突如出現する『関蝉丸(せきせみまる)神社』
平安時代初期に文人"小野岑守(おののみねもり)"によって創建。
逢坂(おうさか)山の山上と麓(ふもと)に「旅の守り神」を祀ったのが
始まりと伝わる神社です。
山上(上社)の主祭神は
●猿田彦命(サルタヒコ)
アマテラスの孫ニニギが葦原中国(地上)へ降臨する際に道案内をした神様。
道開き・旅人の守護神としても崇敬されていますね。
麓(下社)の主祭神は
初代"神武天皇"の祖母にあたる神様でワニの化身。
福を招き、出世を約束する女神としても有名。
以上、二柱の神様が祀られており
写真でご紹介しているのが、関蝉丸神社の上社にあたります。
上社と下社の相殿には、当社の名前の由来にもなった
蝉丸(せみまる)と呼ばれる琵琶法師が合祀されています。
蝉丸の人物像は、現在でもよくわかっておらず
詳しい出身地も生年月日も不詳。
ただ、琵琶の弾き手としては非常に優秀で
『小倉百人一首』に逢坂の地を謳った和歌が選出された
という伝承は有名です。
「小倉百人一首」のカルタには坊主姿で描かれているため
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
上記の伝承から蝉丸神社は、芸能の神としても信仰を集めています。
ちなみに関蝉丸神社下社は、参道に京阪京津線の踏切があるというユニークな神社。
寺社の堺内に踏み切りのあるパワースポットは
全国的にみても非常に珍しいのではないでしょうか?
また、関蝉丸神社上社をさらに進んだところに鎮座する『蝉丸神社』にも
分社された蝉丸の神霊が祀られています。
蝉丸を祀った神社は
●関蝉丸神社上社
●関蝉丸神社下社
●蝉丸神社
以上、大津市の三社だけ。
少し大変な道のりとなってしまいますが
お時間に余裕があれば、三社合わせて参拝してみて下さいね!
琵琶湖を眺めながら優雅にランチ
大津のパワースポット巡りでたくさん歩いた後は
なぎさ公園内にある『なぎさのテラス』にて、優雅にランチでもいかがでしょうか?
現在、なぎさのテラスには
●WRAMS(ウォームズ)
カリフォルニアスタイルのランチプレートが楽しめるお店
●Chocola(ショコラ)
豊富なフードメニューとパンケーキが魅力的なお店
●ANCHOVY(アンチョビ)
コストパフォマンスの高いイタリアン料理屋さん
●Hashing(ハッシン)
近江牛などこだわりのお肉を使った料理が楽しめるお店
以上、ジャンルの異なる4店舗のお店が並んでいます。
ぜひ、その日の気分に合わせて
お気に入りのお店をチョイスしてみて下さいね。
もちろん!どのお店からでも琵琶湖の景観を眺めながら
ランチやティータイムを楽しむことができますよ。
ちなみに筆者は『Chocola』さんで、ちょっと遅めのランチを頂きました。
1,000〜1,800円程度のリーズナブルな価格帯で
ドリンク付きのフードメニューやスイーツを楽しむことができます。
パンケーキはもちろんオススメなのですが
●トーストサンドにプレートサンド
●ハンバーグやオムライス
●カレーにパスタ、ピザ
などなど、フードメニューも豊富。
「カルボナーラうどん」なんかもあってビックリしました(笑)
コーヒーはサイフォン式で淹れられているので
焙煎による苦味が得意じゃない方でも、飲みやすいのではないでしょうか?
穏やかなびわ湖を眺めながら、充実した休日をお過ごし下さい。