あーすブログ

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【6月19日まで開催】京都文化博物館「鈴木敏夫とジブリ展」の三つの見どころ紹介

鈴木敏夫とジブリ展

神社入門ガイドのyoshikiです🌏

 

今回は、京都府中京区の京都文化博物館で開催されている

鈴木敏夫ジブリ展」三つの見どころをご紹介いたします。

京都文化博物館

京都文化博物館では、2022年6月19日までジブリ展を鑑賞することができますから

ジブリファンの方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

1.鈴木敏夫の軌跡を辿れる

トトロ像

ジブリ展の見どころ一つ目は、スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫氏の軌跡を辿れるという点。

 

4階の展示室では、アニメ雑誌アニメージュ』編集者だった鈴木敏夫氏が

スタジオジブリ・プロデューサーになるまでの人生を貴重な資料から垣間見ることができます。

 

とりわけ

宮崎駿氏との出会い

●「風の谷ナウシカ」の制作秘話

スタジオジブリ設立の過程

について詳しく語られていますから、ジブリファンは必見ですね。

もののけ姫

また、映画のキャッチコピーやセリフを作る際の貴重なエピソードも

4階展示室で拝見することができます。

 

ジブリ作品は、ストレートな映画タイトルが多いので

哲学的なセリフやキャッチコピーでも、スッと頭に入ってくるんだなぁと感銘を受けました。

 

例えば

魔女の宅急便「おちこんだりもしたけど、私はげんきです。」

紅の豚「カッコイイとは、こういうことさ。」

もののけ姫「生きろ。」

などなど、わかりやすいタイトルだからこそ、攻めたキャッチコピーが際立つのかもしれません。

 

魅力的な文章を書くためのヒントを頂けたような気がします。

 

2.千と千尋の世界を体験できる

油屋

ジブリ展の見どころ二つ目は、スタジオジブリを代表する名作千と千尋の神隠しの世界を体験できるという点です。

 

千と千尋の神隠しは、20年以上も日本の歴代興行収入一位を堅持していた人気作品ですから

思い入れがある方も多いのではないでしょうか?

 

当館の3階展示室は、まるで"湯婆婆(ゆばーば)"が経営する

「油屋(あぶらや)」を訪れたかのような素敵な光景が広がっています。

 

「八百万(やおよろず)の神々が体を休める湯屋」という難しい設定

千と千尋の幻想的な雰囲気を見事に表現されている空間でした。

湯婆婆おみくじ

中へ進むと、"湯婆婆"と双子の姉"銭婆(ぜにーば)"の超巨大オブジェが出迎えてくれます。

 

二人の巨大オブジェは「おみくじ」になっていて、湯婆婆か銭婆どちらか一回引くことができました。

 

湯婆婆は恋愛、銭婆は開運のおみくじになっており

口の中にある番号札を引っ張ると、人生のアドバイスが貰えます。

 

筆者が引いた時は湯婆婆の迫力があり過ぎたのか、多くの方が銭婆に並ばれてましたね(笑)

ボイラー室

おみくじの受け取り場所は、釜爺(かまじい)のボイラー室でしょうか?

このような細かい再現もジブリファンにはたまりませんよね!

おみくじ中身

おみくじに書かれている言葉は、すべて鈴木敏夫氏の書き下ろしだそうです。

ジブリ展を訪れた際は、ぜひおみくじを引いてみて下さいね。

 

3.「れんが屋」をモデルにした巨大本棚

巨大本棚

千と千尋の世界を抜けた先には、鈴木敏夫氏の隠れ家「れんが屋」をモデルにして作られたという巨大本棚がズラリ!

 

展示された本棚の中には、絵本や漫画・小説まで幅広いジャンル

幼少期から青年期に影響を受けた8,800冊にも及ぶ書物が並べられています。

 

まさしく鈴木敏夫という人格を作り上げた空間

と言えるのではないでしょうか?

 

アメリカの第26代大統領ルーズベルトの言葉を借りれば

私は、自分がこれまでに読んだすべてのものの一部である。

ですね。

鈴木敏夫氏の部屋

ちなみに当館の資料では、鈴木敏夫氏のご両親が大の映画好きであることも語られていました。

 

お父さんは日本映画、お母さんは洋画が大好きで

少年時代から年間100本以上の映画を観に行っていたそうです。

 

書物と映画に、青春時代の大半を捧げていたことが伺えますね(笑)

 

トーキー・特殊撮影・アニメーションなど、映画の歴史が今日のジブリ作品の土台となっているのではないでしょうか。

 

鈴木敏夫氏が『アニメージュ』編集長

そして、スタジオジブリのプロデューサーとなったことは必然だったのかもしれませんね。

カオナシ

千と千尋でも大活躍?だった

カオナシのオブジェ。

本を読んでいる姿もキモかわいいですね(笑)

スタジオジブリ本

さて、今回は「鈴木敏夫ジブリ展」三つの見どころ

1.鈴木敏夫の軌跡を辿れる

2.千と千尋の世界を体験できる

3.「れんが屋」をモデルにした巨大本棚

をご紹介していきました。

 

幼少期から大好きだったスタジオジブリの誕生秘話を知れたことは

非常に価値ある体験でした。

 

しかし

●キャッチコピーの大切さ

●紙の本の素晴らしさ

を再認識できたのは、それ以上に良い体験となったかもしれません。

 

Kindleなどの電子書籍も便利だし、もちろん素晴らしいのですが

鈴木敏夫氏の血肉となったであろう巨大本棚を拝見して、紙の本が作り出す芸術性に魅了されてしまいました。

 

展示物に気になる本が何冊かあったので、たまには書店に足を運んでみようと思います。

 

最後は個人的な見解となってしまいましたが、人によって様々な発見があるのも

ジブリ展の魅力なのかもしれません。

 

この機会に鈴木敏夫氏とスタジオジブリの世界を体験してみてはいかがでしょうか。

京都文化博物館(ジブリ展)

京都府京都市中京区東片町623−1

【開催期間】2022年4月23日〜6月19日

【入場料】1,600円(中高生1,300円 小学生1,000円)

【開館時間】10:00〜18:00

【休館日】月曜日

【駐車場】周辺P

※土日祝日と6月6日以降は混雑が予想されるため、残念ながら館内の写真撮影は禁止。

 

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