あーすブログ

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『神社参拝×観光情報』"自然に学ぶ"をもっと近くに。

【伊根の舟屋】エメラルドグリーンの海と繋がる絶景スポットを徹底ガイド

伊根の舟屋

こんにちは!神社入門ガイドのyoshikiです🌏

 

京都の丹後(たんご)半島北端に位置する「伊根(いね)町」

 

面積の約80%が森林の自然に囲まれた当地には、日本海に浮かぶように立ち並ぶ

小さな漁村集落が存在するのをご存知でしょうか?

 

今回は、エメラルドグリーンの海と繋がる絶景スポット『伊根の舟屋』周辺を徹底ガイドいたします。

 

「日本で最も美しい漁村」と評される伊根町の素晴らしさを知りたい!

という方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

日本で最も美しい漁村集落

伊根の舟屋

伊根湾の海面にせり出して建築された『伊根(いね)の舟屋(ふなや)』

 

まるで海に浮かぶような幻想的な景観が楽しめる絶景スポットで

「日本で最も美しい村」と評される漁村集落です。

 

舟屋の一階部分は船揚場や作業場。

二階部分は居室となっており、多くの方が実際に生活されています。

 

舟屋は個人の私有地だから勝手に入らないようにしようね!

そーなんだ!写真を取る時も注意が必要だね

 

舟屋のはじまりは江戸時代中期頃であり

漁村集落としては全国初の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

舟屋と山々

舟屋の中には、新鮮な魚介類を楽しめるお食事処やお土産さん。

実際に海の暮らしを体験できるような宿泊施設も存在します。

 

伊勢湾の複雑な地形が織りなす町並みをゆっくり散策できることでしょう。

舟屋ガイド

また、七面山駐車場付近には地元の舟頭さんが営む海上タクシーもあり

伊根の観光スポットをガイドしながら、伊勢湾内を周遊してくれます。

 

海から眺める舟屋の景観もまた一興。

 

少人数(5名程度)であれば、予約無しで乗船できるそうなので

ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?

 

相場は30分1,000円くらいだと思います。

七面山駐車場

京都府与謝郡伊根町字平田505−4

【入庫】5:00〜21:00

【駐車場】1日最大3,000円

●8:00〜21:00(30分毎に100円)

●21:00〜8:00(30分毎に200円)

 

エメラルドグリーンの海を臨める理由

エメラルドグリーン

舟屋から臨む伊根湾は、波が非常に穏やかで

エメラルドグリーンに輝く海を楽しめるのも魅力の一つ。

 

なぜ、伊根町ではエメラルドグリーンの海を楽しめるのか?というと

水害に見舞われないような好条件がすべて整った地形だからです。

 

伊根の舟屋は

  1. 津波が起きにくい日本海側に面している
  2. 日本海では珍しく、南側に開けた内湾である
  3. 目の前にある無人島が防風除けになっている

以上、四方すべてにおいて高潮や暴風雨の影響を受けにくく

人が住む場所として、かなりの好環境なんですね。

伊根の舟屋と海

水面近くに家を建てられるのも、防波堤がないのも同様の理由でしょう。

 

波が穏やかなので、当然海も濁りにくく

天気がよければ、綺麗なエメラルドグリーンの海が拝見できるわけです。

 

舟屋周辺を取り囲む山々が直接海へ映り込むのも

エメラルドグリーンをさらに美しくする理由の一つなんだとか。

青島

ちなみに村の"防風除け"となっている無人島は

『青島』と呼ばれています。

 

漁村を守るように真ん中にある島なんだね

聖なる島として現在でも無断上陸は禁止されているんだ

 

青島には、海の守り神である「蛭子(えびす)神社」が祀られており

お祭りの際にも重要拠点となるようです。

 

前述でご紹介した海上タクシーに乗れば、青島を近くで拝見することも可能。

夏にかけては、湾内に迷い込んだイルカを見れる日もあるんだとか🐬

 

神社✕自然が楽しめる海の祇園社

八坂神社景観

伊根町の観光案内所から商店街を抜けた高台に位置する『八坂(やさか)神社』

 

厳格な神社の雰囲気と自然の景観を一緒に楽しめる絶景スポットです。

 

ご祭神は、京都の「祇園(ぎおん)さん」として有名な八坂神社から

勧請された牛頭天王(ごずてんのう)

 

7mを超える身長・三つの牛の頭に赤い角という容姿から疫病神と恐れられた神様で

荒神スサノオの別称としても知られています。

八坂神社本殿

八坂神社といえば、日本三大祭の一つ「祇園祭」が有名ですね。

 

美術工芸品で装飾さらた山鉾(やまぼこ)が巡行し、多くの露店が軒を連ねる華やかなお祭り

というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、本来の祇園祭牛頭天王の祟りを鎮めるためのお祭りです。

 

そして、伊根町でも牛頭天王の祟りを鎮めるため

7月下旬に「伊根祭」が執り行われ、海上安全や五穀豊穣を祈願。

 

大祭で使われる船屋台は、祇園祭の山鉾が海に浮いているように見えることから

「海の祇園祭とも言われています。

八坂神社大鳥居

当社の参道は急な階段となっているので、登るのはちょっと大変かもしれませんが...(笑)

 

伊根町を散策された際は、ぜひ自然のパワーを感じてみて下さいね。

タイミングが合えば、海の祇園祭が楽しめるかも?

八坂神社

京都府与謝郡伊根町字亀島364

【駐車場】伊根町周辺駐車場

御朱印】無し

【ご利益】疫病除け・厄除け

 

SNS映えで人気の地産カフェ

イネカフェ店内

伊根町の観光交流拠点「舟屋日和」の施設内にある『INE CAFE(イネカフェ)』

2017年にオープンしたSNS映えで人気の地産カフェです。

 

店内は、どこにいても海が臨める開放的なデザインに仕上げられており

シャッターを切れば、すべてが絵になる素敵な空間✨

 

前述でご紹介した青島や舟屋の町並みも堪能できます。

ケーキセット

イネカフェさんといえば、地元の食材にこだわった手作りケーキ🍰

伊根町の卵を使用したガトーショコラも、非常にまろやかな味わいでした。

 

11:30〜14:00の数量限定

伊根の地魚を使った海鮮丼も頂けるそうです。

 

土日祝は、1時間待ちもザラにあるということで

ランチを楽しみたい場合は、早めの来店がオススメかもしれません。

イネカフェ外観

イネカフェさんの店外から見る風景も美しいです。

 

夏に開催している花火大会では、目の前で打ち上げ花火が上がる特等席だそうですが

2022年は恐らく中止でしょうね...。

 

伊根の舟屋をたくさん探索した後は

イネカフェさんで美味しいケーキを頂いてみてはいかがでしょうか?

 

一様、専用駐車場もありますが

4台程度しか停められないのでご注意下さい。

INE CAFE

京都府与謝郡伊根町字平田593−1

【営業時間】11:00〜17:00

【駐車場】利用者無料

【定休日】水曜日

 

舟屋の町並みを一望できる道の駅

舟屋の里展望台

伊根の舟屋から5分ほど車を走らせた丘陵(きゅうりょう)地にある『舟屋の里 伊根』

 

全国的にも珍しい舟屋の町並みを一望できる

展望所が設置された道の駅です。

 

遠方から眺める伊根の舟屋や青島もこれまた絶景で、朝ドラのロケ地にも使われた有名なスポット。

 

近くを散策している時には気づかなかった

漁村集落の魅力を再発見できるかもしれません。

レストラン舟屋

舟屋の里では、伊勢湾で水揚げされたばかりの新鮮なお魚を頂けるレストランや

特産品が購入できるお土産屋さんも充実しています。

 

今回は、道の駅内の『レストラン舟屋』さんで少し遅めの昼食を頂きました。

定食メニューも豊富で、平均単価は1,600円といったところでしょうか?

 

舟屋の町並みを眺めながら、新鮮な活魚を頂けるコスパ良し!のレストランでした。

 

ちなみに伊根町といえば「日本三大鰤漁場」に数えれれる寒ブリの名産地です。

 

11月〜2月の冬の時期は、ブリ丼やブリしゃぶ(要予約)を頂くことができるらしいので

あえて冬に訪れてみるのも良いかもしれませんね。

レストラン舟屋

京都府与謝郡伊根町字亀島459

【営業時間】10:00〜17:00

※冬季は16:00まで

【駐車場】無料

【定休日】火曜日

 

迫力満点の景色が広がる神社

新井崎神社大鳥居

伊根の里から更に北へ10分ほど車を走らせると、山手にひっそり佇む神社へ辿り着きます。

徐福(じょふく)上陸伝説地の一つである『新井崎(にいざき)神社』です。

 

大鳥居が木々に囲まれているため

一見すると、どことなく不気味な雰囲気を感じるかもしれません。

 

しかし、大鳥居をくぐった先には

目の前に海と岩場が広がる迫力満点の絶景スポットとなっています。

新井崎神社本殿

本殿に祀られている徐福(じょふく)は、始皇帝の命令を受けて

不老不死の薬草を探すために日本を訪れたと伝わる人物です。

 

当社の伝承によれば、徐福は不老不死の薬草を探し出せたものの

海が荒れるなどの理由から結局中国へは帰還できず当地で亡くなった

と記載されていました。

 

現在でも医療や占い、農業や漁業などの文化を新井崎にもたらした産土神として

信仰の対象となっているようです。

のろせ海岸

また、新井崎神社の反対側の小道を抜ければ

徐福が上陸したと伝わる断崖絶壁の岩場を展望することもできます。

 

写真ではおわかり頂けないかもしれませんが、落ちたら怪我では済まないくらいの高さはありましたね(笑)

 

徐福伝説は、全国各地にも存在しますから

ホントに上陸地であったかどうかの真相はわかりません。

 

ただ、遠方から幸を届ける来訪神の信仰が根強く残っていた場所である

ということは間違えないでしょう。

新井崎神社景観

新井崎神社は、伊根の舟屋とはまた違った日本海の景観と面白い伝承が楽しめるパワースポットでした。

 

伊根町観光の際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

新井崎神社

京都府与謝郡伊根町新井8−3

【駐車場】無料

御朱印】無し

【ご利益】海上安全・病気平癒

 

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