あーすブログ

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『神社参拝×観光情報』"自然に学ぶ"をもっと近くに。

【伊根の舟屋】エメラルドグリーンの海と繋がる絶景スポットを徹底ガイド

伊根の舟屋

こんにちは!神社入門ガイドのyoshikiです🌏

 

京都の丹後(たんご)半島北端に位置する「伊根(いね)町」

 

面積の約80%が森林の自然に囲まれた当地には、日本海に浮かぶように立ち並ぶ

小さな漁村集落が存在するのをご存知でしょうか?

 

今回は、エメラルドグリーンの海と繋がる絶景スポット『伊根の舟屋』周辺を徹底ガイドいたします。

 

「日本で最も美しい漁村」と評される伊根町の素晴らしさを知りたい!

という方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

日本で最も美しい漁村集落

伊根の舟屋

伊根湾の海面にせり出して建築された『伊根(いね)の舟屋(ふなや)』

 

まるで海に浮かぶような幻想的な景観が楽しめる絶景スポットで

「日本で最も美しい村」と評される漁村集落です。

 

舟屋の一階部分は船揚場や作業場。

二階部分は居室となっており、多くの方が実際に生活されています。

 

舟屋は個人の私有地だから勝手に入らないようにしようね!

そーなんだ!写真を取る時も注意が必要だね

 

舟屋のはじまりは江戸時代中期頃であり

漁村集落としては全国初の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

舟屋と山々

舟屋の中には、新鮮な魚介類を楽しめるお食事処やお土産さん。

実際に海の暮らしを体験できるような宿泊施設も存在します。

 

伊勢湾の複雑な地形が織りなす町並みをゆっくり散策できることでしょう。

舟屋ガイド

また、七面山駐車場付近には地元の舟頭さんが営む海上タクシーもあり

伊根の観光スポットをガイドしながら、伊勢湾内を周遊してくれます。

 

海から眺める舟屋の景観もまた一興。

 

少人数(5名程度)であれば、予約無しで乗船できるそうなので

ぜひ体験してみてはいかがでしょうか?

 

相場は30分1,000円くらいだと思います。

七面山駐車場

京都府与謝郡伊根町字平田505−4

【入庫】5:00〜21:00

【駐車場】1日最大3,000円

●8:00〜21:00(30分毎に100円)

●21:00〜8:00(30分毎に200円)

 

エメラルドグリーンの海を臨める理由

エメラルドグリーン

舟屋から臨む伊根湾は、波が非常に穏やかで

エメラルドグリーンに輝く海を楽しめるのも魅力の一つ。

 

なぜ、伊根町ではエメラルドグリーンの海を楽しめるのか?というと

水害に見舞われないような好条件がすべて整った地形だからです。

 

伊根の舟屋は

  1. 津波が起きにくい日本海側に面している
  2. 日本海では珍しく、南側に開けた内湾である
  3. 目の前にある無人島が防風除けになっている

以上、四方すべてにおいて高潮や暴風雨の影響を受けにくく

人が住む場所として、かなりの好環境なんですね。

伊根の舟屋と海

水面近くに家を建てられるのも、防波堤がないのも同様の理由でしょう。

 

波が穏やかなので、当然海も濁りにくく

天気がよければ、綺麗なエメラルドグリーンの海が拝見できるわけです。

 

舟屋周辺を取り囲む山々が直接海へ映り込むのも

エメラルドグリーンをさらに美しくする理由の一つなんだとか。

青島

ちなみに村の"防風除け"となっている無人島は

『青島』と呼ばれています。

 

漁村を守るように真ん中にある島なんだね

聖なる島として現在でも無断上陸は禁止されているんだ

 

青島には、海の守り神である「蛭子(えびす)神社」が祀られており

お祭りの際にも重要拠点となるようです。

 

前述でご紹介した海上タクシーに乗れば、青島を近くで拝見することも可能。

夏にかけては、湾内に迷い込んだイルカを見れる日もあるんだとか🐬

 

神社✕自然が楽しめる海の祇園社

八坂神社景観

伊根町の観光案内所から商店街を抜けた高台に位置する『八坂(やさか)神社』

 

厳格な神社の雰囲気と自然の景観を一緒に楽しめる絶景スポットです。

 

ご祭神は、京都の「祇園(ぎおん)さん」として有名な八坂神社から

勧請された牛頭天王(ごずてんのう)

 

7mを超える身長・三つの牛の頭に赤い角という容姿から疫病神と恐れられた神様で

荒神スサノオの別称としても知られています。

八坂神社本殿

八坂神社といえば、日本三大祭の一つ「祇園祭」が有名ですね。

 

美術工芸品で装飾さらた山鉾(やまぼこ)が巡行し、多くの露店が軒を連ねる華やかなお祭り

というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、本来の祇園祭牛頭天王の祟りを鎮めるためのお祭りです。

 

そして、伊根町でも牛頭天王の祟りを鎮めるため

7月下旬に「伊根祭」が執り行われ、海上安全や五穀豊穣を祈願。

 

大祭で使われる船屋台は、祇園祭の山鉾が海に浮いているように見えることから

「海の祇園祭とも言われています。

八坂神社大鳥居

当社の参道は急な階段となっているので、登るのはちょっと大変かもしれませんが...(笑)

 

伊根町を散策された際は、ぜひ自然のパワーを感じてみて下さいね。

タイミングが合えば、海の祇園祭が楽しめるかも?

八坂神社

京都府与謝郡伊根町字亀島364

【駐車場】伊根町周辺駐車場

御朱印】無し

【ご利益】疫病除け・厄除け

 

SNS映えで人気の地産カフェ

イネカフェ店内

伊根町の観光交流拠点「舟屋日和」の施設内にある『INE CAFE(イネカフェ)』

2017年にオープンしたSNS映えで人気の地産カフェです。

 

店内は、どこにいても海が臨める開放的なデザインに仕上げられており

シャッターを切れば、すべてが絵になる素敵な空間✨

 

前述でご紹介した青島や舟屋の町並みも堪能できます。

ケーキセット

イネカフェさんといえば、地元の食材にこだわった手作りケーキ🍰

伊根町の卵を使用したガトーショコラも、非常にまろやかな味わいでした。

 

11:30〜14:00の数量限定

伊根の地魚を使った海鮮丼も頂けるそうです。

 

土日祝は、1時間待ちもザラにあるということで

ランチを楽しみたい場合は、早めの来店がオススメかもしれません。

イネカフェ外観

イネカフェさんの店外から見る風景も美しいです。

 

夏に開催している花火大会では、目の前で打ち上げ花火が上がる特等席だそうですが

2022年は恐らく中止でしょうね...。

 

伊根の舟屋をたくさん探索した後は

イネカフェさんで美味しいケーキを頂いてみてはいかがでしょうか?

 

一様、専用駐車場もありますが

4台程度しか停められないのでご注意下さい。

INE CAFE

京都府与謝郡伊根町字平田593−1

【営業時間】11:00〜17:00

【駐車場】利用者無料

【定休日】水曜日

 

舟屋の町並みを一望できる道の駅

舟屋の里展望台

伊根の舟屋から5分ほど車を走らせた丘陵(きゅうりょう)地にある『舟屋の里 伊根』

 

全国的にも珍しい舟屋の町並みを一望できる

展望所が設置された道の駅です。

 

遠方から眺める伊根の舟屋や青島もこれまた絶景で、朝ドラのロケ地にも使われた有名なスポット。

 

近くを散策している時には気づかなかった

漁村集落の魅力を再発見できるかもしれません。

レストラン舟屋

舟屋の里では、伊勢湾で水揚げされたばかりの新鮮なお魚を頂けるレストランや

特産品が購入できるお土産屋さんも充実しています。

 

今回は、道の駅内の『レストラン舟屋』さんで少し遅めの昼食を頂きました。

定食メニューも豊富で、平均単価は1,600円といったところでしょうか?

 

舟屋の町並みを眺めながら、新鮮な活魚を頂けるコスパ良し!のレストランでした。

 

ちなみに伊根町といえば「日本三大鰤漁場」に数えれれる寒ブリの名産地です。

 

11月〜2月の冬の時期は、ブリ丼やブリしゃぶ(要予約)を頂くことができるらしいので

あえて冬に訪れてみるのも良いかもしれませんね。

レストラン舟屋

京都府与謝郡伊根町字亀島459

【営業時間】10:00〜17:00

※冬季は16:00まで

【駐車場】無料

【定休日】火曜日

 

迫力満点の景色が広がる神社

新井崎神社大鳥居

伊根の里から更に北へ10分ほど車を走らせると、山手にひっそり佇む神社へ辿り着きます。

徐福(じょふく)上陸伝説地の一つである『新井崎(にいざき)神社』です。

 

大鳥居が木々に囲まれているため

一見すると、どことなく不気味な雰囲気を感じるかもしれません。

 

しかし、大鳥居をくぐった先には

目の前に海と岩場が広がる迫力満点の絶景スポットとなっています。

新井崎神社本殿

本殿に祀られている徐福(じょふく)は、始皇帝の命令を受けて

不老不死の薬草を探すために日本を訪れたと伝わる人物です。

 

当社の伝承によれば、徐福は不老不死の薬草を探し出せたものの

海が荒れるなどの理由から結局中国へは帰還できず当地で亡くなった

と記載されていました。

 

現在でも医療や占い、農業や漁業などの文化を新井崎にもたらした産土神として

信仰の対象となっているようです。

のろせ海岸

また、新井崎神社の反対側の小道を抜ければ

徐福が上陸したと伝わる断崖絶壁の岩場を展望することもできます。

 

写真ではおわかり頂けないかもしれませんが、落ちたら怪我では済まないくらいの高さはありましたね(笑)

 

徐福伝説は、全国各地にも存在しますから

ホントに上陸地であったかどうかの真相はわかりません。

 

ただ、遠方から幸を届ける来訪神の信仰が根強く残っていた場所である

ということは間違えないでしょう。

新井崎神社景観

新井崎神社は、伊根の舟屋とはまた違った日本海の景観と面白い伝承が楽しめるパワースポットでした。

 

伊根町観光の際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

新井崎神社

京都府与謝郡伊根町新井8−3

【駐車場】無料

御朱印】無し

【ご利益】海上安全・病気平癒

 

4月下旬まで楽しめる桜の名所「吉野山」の見どころを徹底ガイド

吉野山の見どころ

こんにちは!神社入門ガイドのyoshikiです🌏

 

「大和アルプス」と呼ばれるほど美しい大峰(おおみね)山の北端

約8kmに連なる山稜(さんりょう)には

3万本にも及ぶシロヤマザクラが咲き乱れる桜の名所があるのをご存知でしょうか?。

 

古くは花の名所とも謳われ

日本さくら名所100選」にも選定されていた

奈良県吉野郡に位置する『吉野山』です。

 

吉野山は、地域ごとに下千本・中千本・上千本・奥千本と区切られており

4月上旬から下旬にかけて、桜を楽しむことができる魅力的なスポット🌸

 

関西のお花見スポットは、そろそろ散り際となっておりますが

吉野山の桜はまだまだ楽しめそうです。

 

そこで今回は、4月下旬まで楽しめる桜の名所『吉野山』の見どころを徹底ガイド!

 

限られた時間でも、吉野山をゆっくり堪能して頂けるよう

「下千本〜上千本」まで、区間ごとの観光ポイントをわかりやすく解説していきます。

 

「まだまだ関西の桜を楽しみたい!」

という方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

下千本周辺の見どころ

下千本展望所

下千本は、4月初旬から中旬にシロヤマザクラの見頃を迎えるお花見スポット🌸

 

観光スポットへ向かうまでの道中にも展望所があり

ピーク時は一目千本の桜を楽しめるでしょう。

 

お花見シーズンに吉野山を巡る際は、基本的に徒歩で移動することになります。

 

綺麗に整備されていますが、道中は山のように険しいので動きやすい格好がオススメ!

下千本から上千本までは、大体片道1時間半くらい歩くものと想定して下さい。

 

交通手段は

●下千本の観光駐車場に車を停める

●「近鉄吉野駅」から徒歩orロープウェイ

個人的には、以上の二択かなぁーと思います。

 

シーズン中のメインストリート(中千本辺り)は、歩行者天国となっていて通れませんからね。

歩行者天国

もちろん上千本まで車で行くことも可能ですが、ほとんどが一方通行。

人が行き交う狭い道を運転することになるので

かなり神経を使いますし、相当時間も掛かるのでオススメしません。

 

ちなみに下千本の観光駐車場も、シーズン中はどえらい人です(笑)

 

筆者は舐めプして日曜日の11時過ぎに伺ったのですが、200台近くある駐車スペースがパンパンに埋まっていました。

 

運良く一台空いていて、停められたのですが...

 

受付のお父さんに

「お兄ちゃん運良かったなーホンマやったら朝6時半に来な停めれんで?」

って言われました(笑)

 

土日祝の観光(特に4月中)は、出来れば早朝に訪れた方が良いかもしれません。

下千本観光駐車場

奈良県吉野郡吉野町吉野山24-1

【駐車料金】シーズン外は無料

(3/26〜4/17)2,000円

(4/18〜5/8)1,500円

観光客を迎え入れる大鳥居

銅の大鳥居

歩行者天国の中でも一際目立った「銅の鳥居」は、高さ約7.5m

銅の神明鳥居としては、日本三大鳥居にも数えられるという国の重要文化財です。

 

吉野山大峰山は、古代から山岳(さんがく)信仰の聖地であり

和歌山県熊野三山など、霊場同士を結ぶ紀伊山地霊場と参詣(さんけい)道」として

ユネスコ世界文化遺産に指定されていますね。

 

そして、山にこもって修行を行う修験道の信仰が、現在でも残る貴重な場所でもあります。

 

ちなみに銅の鳥居の正式名称は「発心門」

俗界を離れ、修行を決心するための最初の門と言われています。

 

吉野山の観光スポットを巡る前には、ケガレを祓う目的でぜひ一礼してみて下さいね

 

日本最大の秘仏を安置する寺院

金峯山寺本堂

「銅の鳥居」を少し進んだところにある階段を登れば、高さ34mにも及ぶ大きな建物が見えてきました。

 

修験道の開祖"役行者(えんのぎょうじゃ)"によって建てられた金峯山寺(きんぷせんじ)』の本堂です。

 

金峯山(吉野山)修験本宗の総本山の寺院で

木造の仏堂としては、奈良の大仏を祀る東大寺に次ぐ大きさなんだとか。

 

本尊は

蔵王権現(ざおうごんげん)

天神地祇(てんじんちぎ)すべての力を包括しているという

インドや中国に起源を持たない日本独自の仏様です。

金峯山寺堺内

金峰山の伝承では、役行者が当山で修行をしている時に現れた

●釈迦如来

千手千眼観音

弥勒(みろく)菩薩

以上、三仏が変化した姿が蔵王権現だと伝えれれており

本堂には、高さ7mにも及ぶ蔵王権現が三体祀られています。

 

修験道の起こりも、役行者が山桜の木に蔵王権現を刻み祀ったからで

吉野山にたくさん桜が植えられているのも、山岳信仰によるものでしょう。

 

ちなみに三体の蔵王権現日本最大規模の秘仏であり、残念ながら普段はその姿を拝見することができません。

 

ただし、令和4年3月26日〜5月8日までは特別ご開帳として秘仏を拝める機会があります。

 

タイミングが合えば、ぜひ大迫力の秘仏をご覧になってみてはいかがでしょうか?

金峯山寺

奈良県吉野郡吉野町吉野山2498

【拝観料】(大人)800円(中高生)600円(小学生)400円

※特別ご開帳 (大人)1,600円(中高生)1,200円(小学生)800円

【拝観時間】8:30〜16:00

御朱印】300円

【ご利益】災難除け・所願成就

 

中千本周辺の見どころ

歩行者天国の桜

中千本は、下千本と上千本のシロヤマザクラを楽しむこともできる吉野山最大の絶景スポット

といっても過言ではないでしょう。

 

歩行者天国の中心地でもあるため

飲食店やお土産屋さんも一番多く立ち並んでいます。

 

中千本から上千本まで徒歩で向かう場合、片道30分以上はかかるので

ランチや軽食をとるなら中千本がオススメかもしれませんね。

 

それでは、中千本周辺の見どころを一緒にみていきましょう。

 

廃仏毀釈を逃れた吉野屈指の景観スポット

吉水神社景観

本来は、役行者が創建した修験宗の僧坊(僧侶の居住する場所)であった『吉水神社』

 

当社の堺内を入ってすぐの展望所からは、中千本と上千本の桜を一望できます。

前述の通り、すべての桜は蔵王権現への信仰の対象としたご神木ですね。

 

豊臣秀吉が行った吉野の花見の際には、当社を本陣としていたそうで

まさしく「一目千本」を体現した吉野山屈指の景観スポットといえるでしょう🌸

 

ご祭神は

●第96代後醍醐(ごだいご)天皇

楠木正成公(くすのきまさしげ)

吉水院宗信法印公(そうしんほういん)

以上、三柱の神様。

 

後醍醐天皇は、南北朝時代における南朝側の初代天皇でもあります。

 

天皇親政の復活を謳い、室町幕府と対立した結果

逃れた先が吉野(吉野朝廷)であったことから当神社でも主祭神として祀られているのでしょう。

 

日本史上最大の軍事的天才と評された楠木正成と「吉水院(現吉水神社)」の住職であった宗信法印は

共に後醍醐天皇を擁護(ようご)した人物です。

吉水神社本殿

吉水神社は、僧坊から後醍醐天皇を祀る神社へと改めたことで

明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)を逃れました

 

神社の参拝方法といえば「二礼二拍手一礼」が一般的ですが

当社の参拝方法は「二礼十七拍手一礼」です(笑)

※四拍手○四拍手○四拍手○四拍手○一拍手のタイミングで拝む

 

宇宙の中心である天之御中主神(アメノミナカヌシ)を始めとする

十七柱の神様に感謝を述べるといった信仰の形なんだと思います。

勝手神社

ちなみに吉水神社をさらに北へ登ったところにある「勝手神社」の本殿は、2001年に焼失。

ご祭神の天忍穂耳命(アメノオシホミミ)を始めとする神様も当社に仮遷座されています。

 

アメノオシホミミの名義である「正勝吾勝勝速日」は、スサノオの勝ち名乗り。

 

以上の理由から勝手神社は、勝利の神社としても有名ですから

当社を訪れた際は、ぜひ合わせて参拝してみてはいかがでしょうか?

吉水神社

奈良県吉野郡吉野町吉野山579

【入山料】200円

【書院拝観料】(大人)600円(中高生)400円(小学生)300円

【拝観時間】9:00〜17:00

御朱印】600円

【ご利益】縁結び・邪気払い

 

吉野の名産と桜が楽しめるお食事処

葛うどん定食

静御前源義経と別れ、京へ向かう際に舞を踊ったと伝わる「勝手神社」

今回は、神社の目の前にあるお食事処『静亭』さんでランチを頂きました。

 

小麦粉に吉野の葛粉(くずこ)を練り込んだ葛うどん自家製の柿の葉寿司など

吉野(奈良)の名産を楽しむことができます。

 

葛うどんは初めて食べましたが、なめらかな細麺のあんかけうどん

といった感じで美味しかったですね。

 

もちろん、葛粉を使ったスイーツも豊富に揃っていましたよ🎵

静亭景観

ちなみに静亭さんの店内からも、中千本の景観が拝見できます。

特に窓際の席は、桜や山々姿を一望できる特等席でしたよ。

 

中千本以降はお店の数が極端に減ってしまうので、上千本に登る前はランチや軽食休憩をオススメします。

 

静亭さんでゆっくり休憩をとって、鋭気を養ってみてはいかがでしょうか?

静亭

奈良県吉野郡吉野町吉野山952

【営業時間】9:00〜18:00

【定休日】不定

 

上千本周辺の見どころ

上千本景観

標高約600m、4月中旬から下旬にかけて見頃を迎える上千本🌸

眼下に中千本や下千本のシロヤマザクラ、そして吉野の町並みを一望できる絶景スポットです。

 

写真でお分かり頂けるかわかりませんが、道中は相当急な上り坂。

整備こそされていますが、山登りに挑むくらいの覚悟でいた方が良いかもしれません(笑)

 

中千本から上千本までの道のりは、歩行者天国ではなくなります。

狭い幅を多くの車が通ってくるので、注意しながら歩くようにしましょう。

小さな売店

竹林院前のバス停を過ぎた辺りから、展望台までは飲食店がほとんどありません。

 

急な上り坂を20〜30分近く歩かなければならないので

目の付いた売店で、少し軽食やドリンクなどを買っておくと良いと思います。

上千本道中

上千本の展望台まで登る途中にも、休憩できるようなスペースはたくさんありました。

シンドくなったら無理をせずに休憩を取って、ゆっくり登るようにしましょう。

 

子授かりで有名な吉野川の守護神

吉野水分神社楼門

上千本の展望台を少し登ったところにある『吉野水分(よしのみくまり)神社』

 

創建はわかっていませんが、古くは「続日本記」にも記述が見られることから

奈良時代以降には、信仰を集めていた古社だと思われます。

 

主祭神天之水分大神(アメノミクマリ)は、川を司る水配りの神様。

本来は、吉野山の最深部に鎮座しており

吉野川を始めとする多くの川の守護神だったそうです。

吉野水分神社本殿

みまくり→みこもりとナマッた経由から

平安時代中期以降は、御子守り・子授かりの神様としても信仰を集めました。

 

豊臣秀吉を始めとする多くの権力者が子を授かったという伝承も相まって

現在でも多くの崇敬者が参拝に訪れるそうです。

 

まさに秘境の神社といった感じの厳(おごそ)かな雰囲気が漂うパワースポット🌿

 

上千本までたどり着いたなら、もうちょっとだけ頑張って

ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

吉野水分神社

奈良県吉野郡吉野町吉野山1612

【拝観時間】8:00〜16:00

※4月のみ8:00〜17:00

御朱印】300円

【ご利益】子授かり・雨乞い

ちなみに上千本から奥千本までは、さらに険しい道を30分近く歩かなければなりません。

筆者は帰り道のことを考え、断念しました(笑)

 

体力に自信がある方は、ぜひ奥千本の景色も楽しんできて下さいね。

※竹林院前から、ケーブルバスを利用するのも手かもしれません。

【桜の名所でのんびり旅】『彦根城』周辺の注目スポットを徹底ガイド

彦根城本丸

こんにちは!神社入門ガイドのyoshikiです🌏

 

2022年は日本列島に強い寒気が流れ込んだ影響もあり

桜の開花が例年と比べて遅くなっていますよね。

 

滋賀県随一のお花見スポットとして知られる

彦根城(ひこねじょう)』でも

中旬にかけて桜のピークを迎えそうです。

 

天下の名城を囲い込むように、約1,100本のソメイヨシノが咲き乱れ

週末には多くの観光客で賑わう桜の名所🌸

 

ゆるキャラブームの火付け役となった"ひこにゃん"も、根強い人気を誇っています。

 

とりわけ彦根城内は非常に混雑するため

「ゆっくり観光をしたい!」

という方には敬遠される場所かもしれません。

 

そこで今回は『彦根城』周辺の注目スポットを徹底ガイド!

彦根城の周辺なら人通りが比較的少なく

しかも、綺麗な景観を楽しめる穴場ポイントがたくさんあるんです。

 

桜の名所でのんびり旅をしたい!という方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

彦根城のお堀沿いを歩く

彦根城お堀沿い

徳川幕府にて、多くの大老(大名の最高責任者)を輩出した井伊氏14代の居城(きょじょう)

彦根城』築城の際には、お城のシンボルとしてソメイヨシノの苗木が1,000本近く植えられ、現在の景観を作り上げています。

 

彦根城の素晴らしい所は、彦根城内や天守閣に行かなくても、ソメイヨシノの美しい風景を楽しめるという点。

 

彦根城の大手門橋入り口から堀沿いを歩いているだけで、人混みを避けながらゆっくりお花見ができるのではないでしょうか。

 

ちなみに、かなりの人気スポットとなってしまいますが

47本の「いろは松」が立ち並ぶ中掘周辺は、彦根城一綺麗な桜の撮影スポットとして有名です。

彦根城中堀

堀を覆い尽くさんとする迫力満点のソメイヨシノと、水面に映る逆さ桜の幻想的な風景を楽しめますよ。

 

ただし、週末には撮影待ちの列ができるくらい人気なので

「どーしても良い位置で、桜を写真に納めたい!」

という方は、少々並ぶ必要があるかもしれません。

 

もちろん中掘の美しい桜も無料で拝見できますから、彦根城の堀沿いを歩いた際は立ち寄ってみて下さい。

彦根城本丸

入場料は必要ですが、彦根城の本丸から望むソメイヨシノも相当綺麗です。

 

彦根城は明治時代の廃城令を逃れ、当時のままの姿が現存する貴重な観光スポット

日本に五城しか存在しない国宝に指定された天守でもあります。

 

お城の近くでソメイヨシノを楽しみたい方や歴史好きの方は

お堀沿いを歩くだけでなく、彦根城内も観光してみてはいかがでしょうか?

 

井伊の赤備えで恐れられた"井伊氏"の歴史をたくさん学ぶことができますよ。

彦根城

滋賀県彦根市金亀町1-1

【城内公開時間】8:30〜17:00

【城内料金】800円(小・中学生200円)

【駐車場】1,000円

御朱印】300円

 

回遊式庭園から見る彦根城

玄宮園入り口

彦根城の黒門橋を出たところにある回遊式庭園玄宮園(げんきゅうえん)』

彦根第4代および第7代藩主"井伊直興(なおおき)"によって着手された国の名勝です。

 

玄宮園には、池水を中心とした4つの島と9つの橋が架かっており

ゆっくり散歩しながら情趣(じょうしゅ)ある風景を楽しめるでしょう。

 

角度によっては、天守閣を望めるベストスポットも存在。

玄宮園彦根城

本丸や堀沿いとはまた違った"味"のある彦根城を拝見することができます。

 

ベストスポット?木で彦根城が隠れてるけど...

この写真は撮影者の腕が悪いね...申し訳ない(笑)

 

中国の山水画(さんすいが)をモデルにしたという美しい作庭は、時代劇や映画の舞台としても使われています。

実際はもっと綺麗に彦根城が見えるので(笑)

ぜひその目でお確かめ下さい。

 

ちなみに彦根城本丸を見学された方なら、玄宮園も同じチケットで入園できます。

 

彦根城に入られない場合でも、入園料は200円と非常にリーズナブル✨

比較的観光客の少ない穴場スポットなので、ぜひ江戸時代の雰囲気をのんびり楽しんでみてはいかがでしょうか。

玄宮園

滋賀県彦根市金亀町3-40

【入園時間】8:30〜17:00

【入園料金】200円(小・中学生100円)

彦根城のチケットで無料

 

城下町の雰囲気が楽しめる商店街

夢京橋キャッスルロード

彦根城をグルっと散策したら、城下町の雰囲気が楽しめる商店街でランチでもいかがでしょうか?

 

彦根城の大手門橋から信号を渡ったところにある『夢京橋キャッスルロード』

江戸期の風情を再現した商業施設で

地元の食材を使った飲食店や名産品を扱うお土産屋さんが立ち並んでいます。

 

とりわけ、日本三大和牛の一つに数えられる滋賀名物

近江牛」のランチを提供しているお店が多いのは印象的でした。

近江牛丼

写真は1957年創業の老舗「千成亭」夢京橋店さんの近江肉牛丼🐮

創業以来、30ヶ月間じっくり育てたメス牛のみを扱い

近江牛の生産から提供までを徹底管理されている近江牛の専門店です。

 

店内では、近江牛の牛丼やカレー・プレミアムコロッケなどの軽食を頂くことができました。

 

さらにキャッスルロード沿いには

当系列のステーキや近江牛うどんを食べられるお店もあります。

 

「リーズナブルな価格で近江牛を楽しみたい!」

という方には、千成亭さんをオススメしたいですね。

四番街スクエア

夢京橋キャッスルロードと隣接する『四番町スクエア』でも、ランチやスイーツを楽しむことができます。

また、彦根城以外にひこにゃんが登場する穴場スポットとしても有名ですね。

 

ひこにゃんの登場時間は

●11:00〜11:30

●13:30〜14:00

●15:00〜15:30

いずれかの時間帯に毎日登場!

 

四番街スクエアに現れる時間帯はひこにゃん公式サイト」

当日のスケジュールで確認することができます。

 

「四番町ダイニング」内にあるキャラクターワールドでは

ひこにゃんグッズのラインナップも非常に豊富でした。

 

ひこにゃんファンの方には、必見の観光スポットではないでしょうか。

 

ちなみに四番町スクエアからは七つの商店街が連なっていて

ゆっくり散策しながら彦根城付近まで戻ることもできます。

 

お時間がある方は、ぜひ彦根の古き良き町並みも楽しんでみて下さいね。

夢京橋キャッスルロード

滋賀県彦根市本町1-7-1

【営業時間】10:00〜19:00

※店舗の平均営業時間

 

井伊氏を祀る神社とシダレザクラ

井伊神社

彦根城から米原方面へ向かって、10分ほど車を走らせたところにひっそりと佇む『井伊神社』

 

初代当主"井伊共保(ともやす)"が当地に葬られたことから

井伊氏の菩提寺となった「龍潭寺(りゅうたんじ)」に隣接する神社です。

 

ご祭神には

井伊共保(井伊氏初代当主)

井伊直政(彦根藩初代藩主)

井伊直孝(彦根藩2代目藩主)

以下、井伊家歴代藩主の神霊が祀られてます。

まさしく、社名通りの神社ですね(笑)

 

ちなみに主祭神井伊共保の出生地である

静岡県の「井伊谷(いいのや)八幡宮」より勧請された井伊大明神です。

井伊神社本殿

本来、主祭神を祀っていた本殿は老朽化しているため、現在堺内には小さい社殿が残るのみとなっています。

 

広い神社なのになんだか寂しいね

春と秋の一定期間だけは旧本殿の特別公開があるみたいだよ

 

さらに社殿横には、幹周り2mを超える立派なシダレザクラも植えられています。

 

彦根城目的の観光客は、ほとんど訪れないであろう穴場スポットですから

ゆっくりお花見を楽しみたい方は、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか?

 

一説では、日本の開国を断行した"井伊直弼(なおすけ)"によって植えられた桜だそうですよ。

 

隣接する龍潭寺からは、石田三成の居城である「佐和山城跡」へ繋がっており

広い駐車場も無料で利用可能でした。

井伊神社

滋賀県彦根市古沢町1112

【駐車場】無料

御朱印】無

【ご利益】子孫繁栄・武運向上

 

知る人ぞ知る『伊勢神宮』の最強パワースポットを徹底ガイド

伊勢神宮タイトル

こんにちは!神社入門ガイドのyoshikiです🌏

 

日本の総氏神でもある太陽神アマテラスを祀る伊勢神宮

 

現在に至るまで2,000年以上の歴史を有し

日々の暮らしと穀物の収穫に感謝する祭祀が、年間1,500回以上も行われている日本人にとっての心のふるさとです。

 

そんな伊勢神宮には、毎年900万人近い参拝者が訪れていますから

「神社仏閣には興味がない!」

という方でも、一度は行ってみたいパワースポットなのではないでしょうか?

 

ただ、伊勢神宮の正宮だけを参拝して帰路に着くのは、正直もったいないと思うわけですよね(笑)

 

伊勢神宮にはアマテラスの他にも、非常に強力な神様が数多く存在しています。

 

せっかく伊勢神宮を訪れたのなら、神秘的なエネルギーを思う存分堪能して頂きたい!

ということで今回は、知る人ぞ知る伊勢神宮』の最強パワースポットを徹底ガイドいたします。

 

伊勢神宮の歩き方や穴場のパワースポットを知ることができますから、ぜひ最後までご覧下さい。

きっと最高の伊勢参拝になると思いますよ✨

 

 

豊受大神宮(外宮)の最強パワースポット

豊受大神宮

伊勢神宮では、皇大神宮(内宮)と共に正宮に数えられる『豊受大神宮(外宮)』

 

主祭神

豊受大御神(トヨウケビメ)

お米をはじめとする衣食住の最高神です。

 

本来は丹波国(京丹後)に鎮座していた神様ですが、アマテラスの神託によって伊勢神宮に遷されたという伝承が有名で

アマテラスの食事係の神様とも言われていますね。

外宮池

朝夕の2回に渡って食事を供える大御饌(おおみけ)祭などのお祭りでは、必ず外宮→内宮の順に神事が行われるため

外宮→内宮の順番にお参りするのが、一般的な参拝ルートとされています。

 

当記事でも参拝ルートにならって、外宮の最強パワースポットからご紹介していきますね。

 

正宮のみ参拝して、内宮へ向かう方もいらっしゃるかもしれませんが

他にも注目ポイントはたくさんあるので、ぜひ一緒にみていきましょう!

 

外宮の最強お祓いスポット

三つ石

正宮から別宮(わけみや)へ向かう途中にあるポツリと置かれた小さな石。

外宮を参拝された際に「これ何?」と思われた方も多いのでないでしょうか(笑)

 

この石は『三つ石』

正式名称を『川原祓所(かわはらはらいしょ)』と呼び、元々はお祓いをするために使われていた場所です。

古くは、当地で禊(みそぎ)が行われていたのでしょう。

 

20年に一度、神様を新宮へ遷す「式年遷宮(しきねんせんぐう)」でも、必ず三つ石前でお祓いが行われるというパワーストーンです。

 

外宮を訪れた際は、三つ石を拝んで日々のケガレを祓ってもらってはいかがでしょうか?

亀石

また、正宮と別宮を繋ぐ石橋は『亀石』と呼ばれています🐢

 

スゴイ!ホントに亀の形をしているね!

1,400年以上前から存在したとされるパワーストーンだよ

 

外宮の後方には、全国屈指の横穴式石室「高倉山古墳」がありますが

「高倉山古墳の入り口の岩が亀石だった」という伝承でも有名です。

 

高倉山は禁足地ですから真相は藪の中...

仮に古墳時代から存在した岩が外宮に残っているとすれば、凄いパワーを宿しているに違いありません。

 

あまり目立たないので見逃しやすいですが、ぜひ亀石にも注目してみて下さい。

 

願い事を伝えるなら別宮参拝

多賀宮

外宮の別宮(わけみや)は境外を合わせて4社の宮が存在しますが、そのうち3社は亀石を渡ったところに鎮座しています。

 

1.多賀宮トヨウケビメの荒御魂

2.土宮ー大土乃御祖神

3.風宮ー級長津彦命級長戸辺命

が祀られており、1〜3の順番で参拝するのが良いと言われていますね。

 

ちなみに荒御魂(あらみたま)は主祭神の強い霊魂のことで、トヨウケビメに願い事をしたいのであれば、多賀宮で祈願するのがオススメ!

 

伊勢神宮の正宮はあくまで日々の生活の感謝を述べる場所であり、願いを叶えてくれる場所ではないからです。

土宮

大土乃御祖神(オオツチノミオヤ)は、土を司る地主の神様。

級長津彦命(シナツヒコ)と級長戸辺命(シナトベ)は、雨風を司る神様🌬

 

どちらも穀物を司るトヨウケビメにとっては、欠かすことのできない神様ですよね。

荒御魂に祈願を行った後は、自然の恵みにしっかり感謝を伝えましょう。

 

多賀宮へ渡る参道にもお地蔵さんの姿をしたパワーストーンがあるので、お時間があれば探してみて下さいね!

 

神水を祀る穴場の聖地

上御井神社遥拝所

外宮の北御門を出て、ちょうど神馬の小屋横にある小道。

「この道はどこへ繋がっているんだろう?」

と疑問に思われていた方も多いのではないでしょうか。

 

結論からいえば、小道の先は「上御井(かみのみい)神社」と呼ばれる

一般参拝者が立ち入ることのできない禁足地へ繋がっています。

 

御井は神の水が湧き出る井戸を意味しており

365日間行われる朝夕の大御饌祭(神の食事)では当社の水が供えられているそう。

 

一説では、高天原(アマテラスのいる世界)より黄金の鉢に入れて持ち降りたご神水とも言われており、まさに聖地と呼ぶに相応しい場所でしょう。

 

もちろん、上御井神社を直接参拝することはできません。

しかし、木々が力強くそびえ立つ遥拝所の独特な空気感は、表参道を歩いているだけでは味わえないと思います。

大津神社

道中には伊勢国の魂を祀った摂社「度会国御(わたらいくにみ)神社」

内宮を流れる五十鈴川河口の守護神を祀る末社「大津神社」を参拝することもできます。

 

外宮の境内でもほとんど人の訪れない神秘的な穴場スポットですから

外宮参拝の際はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

豊受大神宮(外宮)

三重県伊勢市豊川町279

【拝観時間】5:00〜18:00

※夏季は19:00 冬季は17:00まで

【駐車場】無料

御朱印】300円

【ご利益】五穀豊穣・産業繁栄

 

皇大神宮(内宮)の最強パワースポット

皇大神宮

伊勢神宮に二つしかない正宮の一つ『皇大神宮(内宮)』

 

ご祭神には高天原最高神・日本人の総氏神として崇められる太陽神

天照大御神(アマテラス)

が祀られています。

 

社地の面積は外宮の10倍以上もあり

恐らく日本で一番有名な聖地といえるのではないでしょうか。

 

太陽の強大なエネルギーによって、地球上には生命が誕生したわけですから

毎年900万人近い参拝者が伊勢神宮へ足を運び、アマテラスに感謝の気持ちを伝える理由も何となくわかりますよね。

 

伊勢神宮は日頃の感謝を伝えに行く場所なんだね

そう!だから正宮にはお賽銭が納められていないよね

 

ちなみに正宮の中には、アマテラスが孫のニニギに託したとされる三種の神器の一つ

"八咫鏡(やたのかがみ)"がアマテラスのご神体として、安置されています。

内宮橋上

鏡とは真の姿を写し出すものですから

自分自身としっかり向き合うために伊勢神宮を訪れる人も多いかもしれません。

 

そこで下記からは、伊勢参拝で見逃しがちなオススメ最強パワースポットをご紹介いたします。

伊勢神宮の神様にどーしても決意を伝えたい!」という方は、一緒に内宮のパワースポットをみていきましょう!

 

アマテラスへ願い事を取り次ぐ神様

滝祭神

皇大神宮豊受大神宮と同様、あくまで日頃の感謝を伝える場所であり、願い事を伝える場所ではありません。

しかし、皇大神宮の堺内にはアマテラスへ願い事を取り次いでくれる神様が祀られているのをご存知でしょうか?

 

五十鈴川の御手洗(みたらし)場近くに鎮座する『滝祭神(たきまつりのかみ)』です。

滝祭神はご覧のように社殿をもたず、社格も低い神社(所管社)ですが

別宮と同様の祭祀が行われている特別なパワースポット

 

ご祭神は

●滝祭(たきまつり)大神

伊勢神宮を流れる五十鈴(いすず)川の水源を司る神様です。

五十鈴川

繰り返しになりますが、伊勢神宮は基本的に願い事を伝える場所ではありません。

ですから、摂社・末社・所管社にも賽銭箱は置かれていないんです。

 

しかし、滝祭神には賽銭箱が納められていますから、確かに願い事を取り次いでくれる場所なのでしょう。

 

場所がわかりずらく、高確率でスルーされてしまう神社ですが

「アマテラスへ願い事を伝えたい!」

という方は、ぜひ正宮を参拝する前に立ち寄ってみて下さい。

 

五十鈴川の美しい流れのように、きっとアマテラスへ願いを届けてくれると思いますよ。

 

何でも願いを叶えてくれる最高神

荒祭宮

正宮に次いで尊いとされる十所の別宮(わけみや)のうち、最高位の評価を受ける荒祭宮(あらまつりのみや)』

伊勢神宮の中で唯一、どんな願いも聞き入れてくれると言われる最強のパワースポットです。

 

その証拠に荒祭宮にはお賽銭箱も納めれれていますね。

 

ご祭神は

天照大御神荒御魂(あらみたま)

豊受大神宮多賀宮と同様、主祭神の強い霊魂を表した神様。

 

でもアマテラスって願いを叶える神様じゃないでしょ?

鋭い(笑)本来は違う神様が祀られていたという説も有名だね

 

前述の通り、太陽神であるアマテラスは願い事を叶えてくれる神様ではありません。

では、どうしてアマテラスの魂である荒祭宮が、何でも願い事を叶える神社と言われているのでしょうか?

荒祭宮遠目

伊勢神道の書物の中には、荒祭宮に祀られていたのは"瀬織津姫(セオリツヒメ)"だとする記載も存在します。

つまり、元々荒祭宮にはアマテラスとは別の神様が祀られていた可能性も考えられるわけですね。

 

セオリツヒメは、お祓いなどに用いられる大祓祝詞(おおはらえのりと)で一番最初に登場する力のある神様

にも関わらず、日本神話には全くといってよいほどセオリツヒメの記述が見られないのです。

 

もしかすると持統天皇の時代に神社の主祭神や書物の歴史は、大きく書き換えられていたのかもしれません。

つまり、大和朝廷にとって最強の女神が二柱も存在するのは都合が悪かったわけです。

 

ケガレを祓う五十鈴川の滝祭神も、主祭神(セオリツヒメ)へ願い事を取り次いでいるとすれば確かに合点がいきますよね。

 

今となっては、真偽の程はわかりませんが...

荒祭宮がアマテラスを祀る正宮より後方に位置し、伊勢神宮でも特に重要視されるパワースポットであることは間違えないでしょう。

 

日本をピンチから救った風神

風日祈宮鳥居

荒祭宮を出て、神楽殿前を真っ直ぐ南方へ向かったところには、大きな橋があるのをご存知でしょうか?

橋の向こうには、日本をピンチから救った風神を祀る風日祈宮(かざひのみのみや)』が鎮座しています。

 

ご祭神は

級長津彦命(シナツヒコ)

級長戸辺命(シナトベ)

以上、二柱の神様。

 

本来は外宮の風宮と同様、農作物に恵みをもたらす雨風の神様を祀る内宮の末社でした。

風日祈宮

しかし、鎌倉時代中期にモンゴル帝国の侵略を受けた"元寇(げんこう)"の際

伊勢神宮の神風(暴風雨)によって2度に渡りモンゴル軍を退けたとして、風日祈宮・風宮共々に別宮へと昇格しています。

 

スゴイ!台風が敵をやっつけてくれたんだね!

まぁ教科書の歴史が全て正しいとは限らないけどね(笑)

 

2度目の侵略(弘安の役)は6月に起こった事なので、モンゴル軍が台風による壊滅を受けたというのも何となく頷けますが...

 

1度目の侵略(文永の役)が起きたのは11月ですから、台風が発生したとは考えにくく

単純に日本軍が強かった可能性もあります(笑)

 

とはいえ、当時では世界最大規模の艦隊であったモンゴル帝国に暴風雨が多少なりとも被害を与えたのは事実でしょうし

日本人の精神的支柱に神様がいたことは間違えありません。

 

人々を恐怖に陥れる暴風雨にすらも感謝を述べる日本人らしさ。

とりわけ、神道の美しさを忘れずにいたいですね。

皇大神宮(内宮)

三重県伊勢市宇治館町1

【拝観時間】5:00〜18:00

※夏季は19:00 冬季は17:00まで

【駐車場】大体2時間500円くらい

御朱印】300円

【ご利益】国土安泰・開運招福

 

内宮の境外にある最強パワースポット

月読宮大鳥居

内宮を出て約1.8km、伊勢インターチェンジに向かうまでの道中にヒッソリと佇む月讀宮(つきよみのみや)』

伊勢参拝をされた方もほとんど訪れない神社ですが、荒祭宮に次いで尊いとされる境外別宮では最強のパワースポットです。

 

ご祭神は

1.月讀尊(ツキヨミ)ーアマテラスの弟

2.月讀荒御魂ーツキヨミの荒々しい魂

3.伊弉諾尊(イザナギ)ーツキヨミの父

4.伊弉冉尊(イザナミ)ーツキヨミの母

以上、四柱の神様。

 

月讀宮では4つの社殿が横並びに配置されており、1〜4の神様を順番にお参りするのが正式な参拝方法とされています。

月読宮本殿

数ある別宮の中でも、四社が並んで祀られている神社は月讀宮のみ。

伊勢神宮に代表される神明造(しんめいづくり)が立ち並ぶ壮観は、非常に神秘的です。

 

ちなみに主祭神のツキヨミは、イザナギの右目から生まれた月を司る夜の支配者🌕

太陽を司る姉のアマテラスとは、対等かそれ以上の力を持つ神様と考えるのが普通ですよね?

 

しかし、月を治めるような強い力を持っているにも関わらず、ツキヨミは日本神話にほとんど登場しません。

 

それどころか日本書紀では保食神(食物の神)をあやめたことで、最後はアマテラスと喧嘩別れまでしているんですよね。

 

つまり、ツキヨミという強大な力が大和朝廷にとって厄介な存在だった!

ということは間違えないでしょう。

 

ツキヨミは本来、月日を読む神様でもあり、旧暦では月の満ち欠けを用いて暦(年間の月日)が決められていたのです。

 

自然のエネルギーが集う癒やしスポット

葭原神社鳥居

月讀宮堺内の南端、ちょうど裏参道の入り口付近にある内宮末社『葭原(あしはら)神社』

となりのトトロに登場するような大きなクスノキが生い茂り、たくさんの自然に囲まれた癒やしスポットです。

 

葭原はヨシ原を意味しており、当地の周辺にはヨシが群生する場所だった

ということを表しているのでしょう。

 

ご祭神は

佐佐津比古命(ササツヒコ)

●宇迦乃御玉御祖神(ウカノミタマ) 

●伊加利比賣命(イカリヒメ)

以上、三柱の神様。

 

ササツヒコは稲の実りを表す穀物神"大歳神"の子

ウカノミタマはお稲荷さんで有名な稲穂の神様

 

イカリヒメは稲刈りを意味する神様とされており

総てが田畑の守護を司る五穀豊穣の神様です🌾

葭原神社

古くから欠けたところのない満月の夜は、豊穣の象徴でした。

 

ツキヨミが日本神話から消し去られていたとしても

月に豊作の感謝を伝える「十五夜」の習慣は現在でも残されています。

 

結局、権力で人の信仰心を支配するのは不可能なのかもしれません。

 

月の引力と潮の満ち引き(自然)には大きな関係があるように、月の満ち欠けによって人々の生活は支えられていたのではないでしょうか。

 

ぜひ内宮から帰路へ向かう際は月讀宮へ立ち寄って、ツキヨミの神秘的な力を感じてみて下さいね。

月讀宮

三重県伊勢市中村町742-1

【拝観時間】5:00〜18:00

※夏季は19:00 冬季は17:00まで

【駐車場】無料

御朱印】300円

【ご利益】農業守護・家内安全

 

【見どころ徹底ガイド】『奈良公園』周辺を一日で満喫するための散策プラン

奈良公園アイキャッチ

こんにちは!神社入門ガイドのyoshikiです🌏

 

総面積は約660ヘクタール、東京ドームに換算するとおおよそ141個分の広さを誇る『奈良公園』周辺には

多くの国宝や世界遺産の建物が立ち並び、1,000頭以上の可愛い鹿も生息🦌

 

まさしく、歴史的な建物と雄大な自然美が調和したパワースポットではないでしょうか。

 

そんな魅力的な奈良公ですが、周辺施設を一日ですべて見学するのは非常に難しいと思います。

 

そこで今回は『奈良公園』周辺を一日で満喫するための散策プランをご紹介!

神社入門ガイドである筆者が、奈良公園の見どころをわかりやすく解説いたします。

 

奈良公園周辺の散策プランを知ることで、観光スポットの見学や鹿との触れ合いも余裕を持って楽しめると思うので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

大迫力!日本最大の『南大門』

南大門

奈良の大仏が安置された東大寺への入口である東大寺南大門(とうだいじなんだいもん)』

その高さは25.46mにも及ぶ日本最大級の山門で、そのインパクトは奈良公園の見どころの一つといえるでしょう。

 

ホントに大迫力の門だね!

大体シロナガスクジラと同じ高さがあるよ(笑)

 

東大寺の南大門は、平安時代の台風の影響により一度倒壊。

現在の山門は、鎌倉時代に再建されたものです。

 

建築の指揮をとったのは"重源(ちょうげん)"という僧。

多くの経典や土木技術を中国から伝えた素晴らしい人物だったそうです。

 

南大門の守る"仁王像(金剛力士像)"も日本最大(8.4m)の木彫像であり、山門全体が規格外といったところでしょうか(笑)

仁王門

仁王像といえば阿吽(あうん)の呼吸が有名。

本来は、口を開いた阿形(あぎょう)口を閉じた吽形(うんぎょう)の二体が対になって、前を向いていますよね?

 

南大門の面白いところは、二体の仁王像の右手に吽形・左手に阿形と左右が逆に配置されており、さらには向かい合って立っているということ。

なぜこのような配置なのか理由は解明されていませんが、神社の随神門と同じように中国の影響が大きいのかなぁと思いました。

 

兎にも角にも、全国的にみても非常に珍しい山門です。

ぜひゆっくり鑑賞してみて下さいね!

 

奈良の大仏が安置された『大仏殿』

大仏殿

奈良の大仏で知られる"盧舎那仏(るしゃなぶつ)"が安置された東大寺大仏殿』

国の世界遺産に指定されており、おそらく奈良の観光スポットとしても、最も有名な場所ではないでしょうか?

 

大仏殿は高さ15mの大きな大仏がすっぽり収まるくらいですから、当然東大寺堺内でも最も大きな建物です。

 

遠目からみても大迫力の建物だね!

現在でも世界最大規模の木造建築として有名だよ

 

第45代聖武(しょうむ)天皇の命によって始まった東大寺の建設には、約260万人の人々が携わっていたそうです。

これは、当時の人口のおよそ半分の人たちが参加していた計算になりますね。

 

なんで大仏殿を建てる必要があったんだろう?

聖武天皇の時代には頻繁な天災や病気の大流行があったからだよ

 

奈良の大仏こと盧舎那仏は、お釈迦さまが多くの人を救うために、時空と空間を越えた無限の修行によって悟りを開いた姿だそうです。

奈良の大仏

天災や病気のない平穏な日々を望む人々の願いは、盧舎那仏の大きさに込められているのかもしれません。

東大寺大仏殿

奈良県奈良市司町406-1

【拝観時間】7:30〜17:30

※1〜3月は8:00〜17:00

【拝観料金】600円(小学生300円)

御朱印】300円

【ご利益】無病息災

 

東大寺にある日本三大名鐘

鐘楼

東大寺大仏殿の東楽門から少し歩みを進めた"鐘楼ヶ丘エリア"にある東大寺の鐘楼(しょうろう)』

高さ4m・重量は26トンにも及ぶ、奈良県一の大鐘で「日本三大名鐘」の一つにも数えられています。

 

荷物を積んだダンプトラックが大体20トンくらいですから、いかに大きな鐘かおわかり頂けるのではないでしょうか?

 

残念ながら大晦日以外は、観光客が鐘を鳴らすことはできませんが、鐘楼の中に入った時の大鐘は一見の価値あり!

大鐘

東大寺の鐘楼をつけば、鐘の音が三日三晩鳴り止まなかったという伝承もあるくらい重厚な存在感を放っています。

 

大仏殿が近くにあるにも関わらず、観光客の少ない穴場スポットなので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

東大寺一の景観スポット『二月堂』

二月堂

東大寺鐘楼からまっすぐ階段を登っていくと東大寺二月堂(にがつどう)』に辿り着きます。

 

お堂の舞台からは、奈良の街並みを見渡すことができる東大寺随一の景観スポット。

天下安穏を願う早春の風物詩"修二会(お水取り)の舞台"としても有名です。

 

お水取りってなに?

奈良時代から今に伝わる仏教儀式だよ

 

お水取りは、観音様へお供えをする"お香水(こうずい)"を井戸から汲み上げる儀式。

道明かりとして、大きなたいまつも灯されます。

 

お堂の舞台から、たいまつの火の粉が舞い散る迫力満点の映像をテレビなどで拝見された方も多いのではないでしょうか?

 

そんな魅力的なスポットであるにも関わらず、道中が険しいためか観光客はまばらです。

舞台の景観

二月堂は拝観料が無料!

さらに24時間いつでも訪れることができますから、頑張って歩く価値は十二分にあるのではないでしょうか。

 

奈良の景色をゆっくり眺めて、本堂に安置された十一面観音をお参りしてみて下さいね。

東大寺二月堂

【拝観時間】24時間

御朱印】300円

【ご利益】厄除け

 

百人一首の舞台地『手向山八幡宮

手向山八幡宮

二月堂から法菓堂(三月堂)方面に歩みを進めたところに佇む『手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)』

目立った目印もないため、意外と見落とされやすい神社かもしれません。

 

しかし、当社は百人一首で学問の神様"菅原道真"が詠んだ

「この旅は 弊もとりあえず手向山 紅葉のにしき 神のまにまに

の舞台地としても知られる穴場スポットです。

 

(今度の旅は急であるため、祖神に捧げる御幣も用意できませんでした。代わりに手向山のモミジを捧げますから、どうかお受け取り下さい)

という神道への信仰と日本の美景を感じとれる有名な詩ですね。

 

伝承によると、詩に登場した手向山のモミジが当社のことを指しているそうです。

東大寺堺内

手向山八幡宮は本来、東大寺大仏殿の守護神として八幡宮の総本社である宇佐神宮から八幡神を勧請した古社。

明治時代に神仏が分離されて以降は、伽藍(がらん)から独立した神社となりましたが

東大寺でも非常に重要な役割を担っていたであろうパワースポットです。

 

ご祭神には

八幡大神(はちまんだいじん)

「第15代応神(おうじん)天皇の別称」

比売神(ひめがみ)

「道ひらきの最高神"宗像三女神"」

●第14代仲哀(ちゅうあい)天皇

ヤマトタケルの子で応神天皇の父」

●神功(じんぐう)皇后

仲哀天皇の妻で応神天皇の母」

●第16代仁徳(じんとく)天皇

応神天皇の第四王子」

以上、武運や交通のご利益で有名な神様が祀られています。

 

百人一首好きの方は、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか?

手向山八幡宮

奈良県奈良市司町434

【拝観時間】8:00〜16:30

御朱印】300円

【ご利益】必勝祈願・交通安全

 

便利な複合施設『夢風ひろば』

夢風ひろば

東大寺堺内をたくさん歩いて、お腹が空いた時にオススメなのが東大寺門前 夢風ひろば』

その名の通り、東大寺の南大門近くにあるランチ利用で便利な複合施設です。

奈良の名物グルメや特産品が購入できるお土産屋さんも豊富ですよ✨

 

夢風ひろばは東大寺から近いだけでなく、奈良公園のちょうど中心辺りに位置しているので、周辺施設への移動拠点としても便利だと思います。

 

せっかくだから奈良の郷土料理が食べたいなぁ

それならゐざさ中谷本舗さんがオススメだね

 

『ゐざさ(izasa)中谷本舗』さんは、奈良の郷土料理「柿の葉寿司」を製造・販売されている老舗。

創業は大正10年ということで、100年以上の歴史を誇る伝統の味を堪能できます。

 

夢風ひろば店では、二階が茶屋になっており、お土産だけでなくランチを頂くことも可能。

柿の葉寿司

柿の葉寿司は、一口大の酢飯にサバの切り身などを合わせ、柿の葉で包んだお寿司です。

蒸し料理やちょっとユニークな創作寿司もあったりして、柿の葉と食材の風味を楽しめる上品な料理でした。

 

また、素麺の発祥地といわれる奈良の特産品三輪素麺(みわそうめん)」とのセットメニューを注文することもできます。

三輪そうめんセット

三輪素麺はかなりの細麺なのにコシがあり、独特の歯ごたえを楽しめるので、ぜひ合わせて注文してみてはいかがでしょうか?

 

食後にはデザートも食べたいよね(笑)

奈良県でしか買えない限定プリンなんてどう?

 

ゐざさ中谷本舗の近くに店舗を構えるまほろば大仏プリン本舗』さんは、できる限り奈良の食材を使用したプリンなどを販売されているお店。

まほろば大仏プリン

奈良の象徴ともいえる大仏や鹿のキャラクターデザインが目を惹く、奈良限定のプリン屋さんです。

※唯一、京都駅新幹線エリアの売店では買えるみたいです。

 

プリンの生地には高級生クリームが使われていて、トロっとしたなめらかな口どけが特徴的。

 

定番のカスタードプリンだけでなく、ショコラプリンなど魅力的なメニューが10種類以上も並んでいるので、結構悩みました(笑)

ぜひ色んな味のプリンを試してみて下さいね!

 

ちなみに食べ終わった空瓶は、持って帰っても良いそうですよ。

デザインが可愛いので、インテリアとして使ってみるのも良いかもしれませんね。

 

大きな駐車場も完備されているんだね!

奈良公園周辺を巡るには非常に効率の良い駐車場だね

 

夢風ひろばには、40台以上の車を停車できる駐車場が完備されています。

さらに、複合施設を利用した合計金額が2,000円以上であれば2時間無料。

以降は1時間毎に500円の追加料金が発生します。

 

ただし、周辺には一日最大1,000円前後で停められる駐車場も結構あるので

奈良公園をゆっくり楽しみたい!」

という方は、周辺駐車場に停める方が良いかもしれません。

 

東大寺をパッと観光する場合なら、夢風ひろばの駐車場はオススメですよ。

東大寺門前 夢風ひろば

奈良県奈良市春日町16

【営業時間】10:00〜19:00

【定休日】不定

【駐車場】1時間1,000円(30分無料)

※複合施設2,000円以上利用で2時間無料

以降、1時間毎に500円の追加料金

 

日本神話最強の武神を祀る『春日大社

楼門

東大寺と共に古都奈良の文化財」としてユネスコ世界遺産に登録されている春日大社(かすがたいしゃ)』

全国に約1,000社ある春日神社の総本社で、広大な敷地には30を越える摂末社が存在します。

 

日本の都であった平城京の守護神としての役割を持ち

1,200年に渡って朝廷を支えた平安時代の一大勢力中臣・藤原氏の先祖神を祀る神社としても有名ですね。

 

どんな神様が祀られているんだろう?

日本神話で登場する最強の武神が祀られているんだよ

 

春日大社主祭神

武甕槌命(タケミカヅチ)

「国譲りを達成した日本神話最強の武神」

経津主命(フツヌシ)

「刀剣の強さが神格化した武神」

●天兒屋根命(アメノコヤネ)

「天岩戸隠れで祝詞を奉した藤原氏の先祖神」

比売神(ひめがみ)

「当社では天兒屋根命の妻を指す」

以上、四柱の神様が祀られています。

まさしく勝負毎や出世を祈願するには、打って付けのパワースポットですね。

 

白鹿伝説の舞台地

白鹿伝説

当社には、タケミカヅチ茨城県の鹿島(かしま)神宮から白鹿に乗って降臨したという「白鹿伝説」が存在します。

1,000頭を越える奈良公園の鹿が大切に保護されているのも、白鹿が春日大社の神使として信仰されているからでしょう。

 

最強の武神タケミカヅチが降臨したと伝わる御蓋山(みかさやま)は、現在でも禁足地です。

しかし、本殿の特別参拝ではなんと遥拝所から神山を拝むことも可能。

 

当然写真撮影も禁止なので、その様子をお伝えすることはできませんが...

遥拝所から映る神山の独特な雰囲気は、奈良県随一の神域といえるのではないでしょうか。

本殿

拝観料500円で、参拝所からでは体験できない重要文化財の数々を拝見することもできます。

ぜひ本殿を訪れたら、特別参拝も足を運んでみて下さいね。

 

3,000基を越える燈籠

表参道

春日大社には、3,000基を越える燈籠(とうろう)が奉納されていることで有名。

日本一燈籠の多い神社として知られています。

 

表参道に並んでいる石燈籠だけでも2,000基はあるそうで、その幻想的な光景は春日大社の見どころの一つといえるでしょう。

 

ちなみに石燈籠の中には、15基だけ「春日大明神」と刻まれた燈籠が存在します。

その中から3基を見つけることができれば、大金持ちになれるそうです(笑)

お時間に余裕がある方は、ぜひ探してみてはいかがでしょうか?

釣燈籠

また本殿の特別参拝では、約1,000基の釣燈籠を拝見できますし

毎年2月の節分と8月14・15日に堺内の燈籠すべてに火が灯る神秘的な行事

万燈籠(まんとうろう)を再現した藤浪之屋という建物も見学できますよ。

万燈籠

春日大社の30を越える摂末社にも非常に力のある神様が祀られています。

ぜひ堺内を散策して、お気に入りの神様を見つけてみて下さいね。

春日大社

奈良県奈良市春日野町160

【拝観時間】6:30〜17:30

【特別参拝】500円

御朱印】300円

【ご利益】勝負運・仕事運向上

 

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